商品の説明

2002年製のK14ceが入荷しました。K14cがリリースされたのは1998年、この時期のハワイアンコアは杢目が美しく目を惹くが材料が多く贅沢に使用されていました。2002年はまだテイラー社開発のオリジナルピックアップシステム"ES-エクスプレッションシステム"が無く、FISHMAN製のオンボードプリアンプシステムが搭載されていました。
トップはイングルマン・スプルース、サイドバックはハワイアンコア、指板・ブリッジはエボニー、マホガニーネックです。ナット幅は44.5mm、スケールは約647mmのノーマルスケールです。
ボディシェイプはグランドオーディトリウム(GA)が採用されており、テイラーギターの中でスタンダードなボディシェイプで抱え心地・サウンドバランスも安定しています。さらにカッタウェイボディーですので、ハイポジションまで使うソロギタリストにも弾き易いです。
ピックアップシステムはFISHMAN製のPrefix Stereo Blenderが搭載されており、"Taylor"ロゴ入りの当時のままのオリジナルです。コントロールパネルもシンプルで扱い易く、手元でのEQよるの音作りしやすさ、ピエゾとコンデンサーのミックスも可能でエアー感のあるアコースティックサウンドを出力できます。
新品時から約20年以上経過しており、使用に伴いボディトップに複数のアテキズがあり、サウンドホール付近にピックキズ、ウェザーチェックがあります。またサイドバックにも若干のアテキズやスリキズがあります。構造上の問題でネックとボディの1弦側ジョイント部に塗装の剥離があり、トップボディバインディング右のくびれ部にも塗装の剝離、サウンドホールに施されたバインディング部にも塗装の剥離もあります。トップバインディングの両サイドくびれ部にバインディング浮きがありますが、今のことろは修理の必要は無い状態です。
ペグは当時のオリジナルでグローバー製のロトマチックタイプ・ゴールドが搭載されており、つまみのメッキ剥がれはあります。
弦高ついては、12フレット上で6弦側：2.1mm、1弦側1.3mmとかなり低めなセッティングですが、ビビりも無くかなり押さえやすくセットアップされています。サドルしろも余裕があり、フレットの高さもあります。トラスロッドも問題無く動作しており、しばらくはメンテナンスフリーでご使用いただけるかと思います。
実際に鳴らしてみるとオープンな箱鳴感があり、コアならではのブライトな中音域とクリアな高域、イングルマンスプルースならではの繊細で膨らみのある音質特性が調和された弾いていて気持ち良くなる音色です。ストロークでの音量感もありフィンガーピッキングでも鳴らしやすいサウンドなので、ジャンルを選ばず幅広く対応できるかと思います。エレアコですが生楽器としてご満足いただけます。
20年以上の経過していますが、年数からみて総合的には綺麗な状態も保っている楽器です。
2025年現在、K14ceはBuilder's Edition Seriesというコンセプトでスペックチェンジをして継承されており、新品販売価格は￥929,900(税込)です。
ケースはオリジナルハードケース付きです。
エキゾチックな杢目を持つコア材を使用したこの一本、お探しだった方は、このチャンスをお見逃しなく！

※エレアコの電気系統につきましては初期不良のみご対応させて頂いております。修理に関しては実費にて承っております。

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