商品の説明

000モデルよりもやや大きめのグランドオーディトリアムと呼ばれるボディーで、ドレッドノートと同じスケールですが、抱えやすいデザインで弾き易い楽器です。
ドレッドノート同様の豊かで伸びやかなな鳴りと、繊細で艶やかな高音が特徴です。
1970年代にデビットブロムバーグのアイディアで、自身の持っていた1930年代のF-7アーチトップをニューヨークのマットユマノフの工房でフラットトップギターにコンバージョンしたことが始まりで、いくつかの工房でそのようなコンバージョンモデルが制作されるようになりました。
1977年にマーチン社はマイクロングワースの手で、デビットブロムバーグの協力を得てこのスタイルのギターを製品化したのがMシリーズで、最初にM-38、翌年に廉価スペックのM-36が発売されました。
93年に一時生産終了しましたが、2000年代に再生産され、名前も0000となっています。
今回の楽器は1984年モデルで、初期スペックSQネック仕様です。
トップはスプルース、サイド、バックはインディアンローズウッド、マホガニーネック、エボニー指板、ハカランダブリッジです。
あえて指板と同じエボニーでは無く、ハカランダブリッジにすることで、音の軽快感を求めたデビットブロムバーグのアイディアと言われています。
ペグはオリジナルシャーラー製で動作はスムーズです。
ピックガードは鼈甲色のオリジナルです。
ナットはオリジナルで、フレットは新しくリフレット済み、ネック角度再調整サドル交換済みです。
トップにはビンテージ風の着色がされていて、色焼けとあいまって渋い色合いとなっていますがピカピカに綺麗な状態です。
バックにベルトバックルによる打痕とかはありますが40年経過した楽器としては極上コンディションです。
ナット部幅42.6ミリ程度のレギュラーグリップネックです。
12フレット上で6弦2.3ミリ、1弦1.6ミリ程度で、かなり弾き易いセッティングです。
ドレッドノートよりもウェストのサイズが小さく、やや薄いですが、16インチボディーでスキャロップブレイシングのため、量感のある豊かな低音で伸びやかに鳴ります。
SQネックでネック質量がしっかりあるせいで、ネック共振が少なく弦のニュアンスがしっかりと鳴ります。
軽いタッチでも圧倒的なレスポンス感のある響きで、フラットピックでは鳴り過ぎなくらいの感じで、フィンガースタイルのほうがバランスが良いと思います。
高音は艶やかで繊細、それでいて粒立ちの綺麗な美しい響きです。
ドレッドノートと000の良いところ取りともいえる、かなり音の良い楽器ですが、マイナーな存在で知名度は低いですが、それだけに貴重でもあります。
オリジナルサーモプラスティックハードケース付きです。

出張買取はじめました！お気軽にご相談ください！