商品の説明

バリバリジャキジャキでいて野太荒いサウンドの50年代後期、アジャスタブルブリッジの貴重品です。
J-45は1942年から生産が始まり、モデルチェンジを重ねて、現在までギブソンを代表する人気モデルです。さまざまなアーチストの手で名曲を演奏されてきました。
今回の楽器は1958年モデルで、歴代J-45の中でも人気の高い50年代後期モデルで、さらに当時オプションだったアジャスタブルブリッジモデルです。
ジャキジャキカシャカシャとした雑なトーン、ワイルドで大味な箱鳴りで、実際の音量よりも弾いているお腹に響いてくるような爆鳴り感が特徴です。
アジャスタブルブリッジは1956年にオプションとして始まり、1960年にはレギュラーモデルとなっています。
初期のアジャスタブルサドルはアルミケースにサドルがセットされたものでしたが、1958年からツルツルのセラミックサドルとなっています。1959年まではアジャスタブルスクリューが大きいものが使われていました。
50年代のアジャスタブルJ-45は、数が少なく、現在では大変なプレミアムギターとなっています。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジで、セラミックアジャスタブルサドルはリイシューレプリカです。
ペグは1ラインクルーソン3連リイシューで動作は問題ありません。
ナット交換、リフレット済みですが、オリジナルに近い細くて低いフレットを擦り合わせ調整していますので、やや低目です。
ピックガードはオリジナルで1弦下ガードエッジにクラックリペアーがあります。
ネックヒールにストラップピンが打ってあります。
渋い色合いに焼けて細かなキズ、ウェザーチェックバリバリありますが、塗装の艶は綺麗に残っていて大変綺麗な状態です。
ナット部幅42.3ミリ程度のレギュラーグリップです。50年代の中でも気持ち太目のグリップです。
アジャストロッドはしっかりと効いていますが、これ以上締めるのはいっぱいです。現状弾き易いセットで、しかも66年以上経過していますのでこれ以上締めて調整することは無いと思いますので、問題ありません。
万一、これ以上ネック調整が必要な場合もフレットを抜いてロッドを戻して新しいフレットでネック調整することで、解決できますので心配はいらないと思います。
12フレット上で6弦2.3ミリ、1弦1.6ミリ程度でセットしています。
かなり低いですが、アジャスタブルサドルですので、簡単に調整出来ます。
ハイポジションまでバランスの良い演奏性で、弾き易いと思います。
全体にもう少し高くすることで、よりパワフルなダイナミック感が出ると思います。
現状のセットでも大味で野太い箱鳴りで、弾いていてお腹に響く感じです。
実際に感じる量感ほどのボリュームでは無いにせよ、かなり爆鳴り感のあるサウンドです。
高音はカシャカシャした雑な感じですが、やさしいタッチでは粒立ちが良く、フィンガースタイルでの音も魅力的です。
ワイルドで大味、乾いたビンテージサウンドを満喫できる魅力いっぱいの楽器です。
70年前後のギブソンハードケース付きです。