商品の説明

渋く焼けて飴色に変色していて、演奏で出来たキズが多いものの、メンテナンスの行き届いた実用的なプレイヤビリティーとこなれたビンテージサウンドが魅力的なプレイヤーズギターです。
グローバーペグの1970年代モデルでいて、お買い得な価格も大変魅力です。
マーチンではよりパワフルで大きな音量を求めて、1916年にOEM先のディットソンのためにそれまでで最大の大きなサイズのギターを発表しました。
このギターはその大きなボディーサイズから当時の巨大戦艦の名前をとってドレッドノートと呼ばれました。
1931年にはマーチンのレギュラーラインナップとなり、1934年に14フレットジョイントモデルが発売され、これが大ヒットとなり、その後の世界中のギターのスタンダードとなりました。
D-28は、そんなマーチンの歴史を作ってきたモデルの中でも一番のモデルで、現在まで世界中で愛用され、名曲を演奏してきました。
今回の楽器は、その長い歴史の中でも人気の高いグローバーペグの1970年代最終モデルです。60年代までのハカランダサイドバックがインディアンローズウッドに変わっただけで、D-28のサウンドの特徴を引き継いでいて、それでいて1/3以下の価格のため、多くのプレイヤーさんに愛用されています。
トップはスプルース、サイド、バックはローズウッド、エボニー指板、エボニーブリッジです。
ペグはオリジナルグローバー102Cで、動作はスムーズです。
ピックガードは交換済みで、早くに対処したらしく、マーチンクラックはありません。
ナットはオリジナルのままで、リフレット、ネックリセット調整済みで、弾き易くサドルの高さもしっかりとあります。
飴色から茶色っぽい色合いに焼けていて演奏キズやウェザーチェックがかなりあります。トップには表面的なぶつけて出来た打痕も無数にあります。黄色く焼けたセルの上も塗装が擦れて剥がれている箇所があります。
ネックヒールにストラップピンが打ってあったビス跡を埋めた跡があります。
修理されながら使われてきた楽器ですので、見た目の貫禄はありますが、何より鳴りがかなりパワフルで良い感じです。
ナット部幅42.5ミリ程度のレギュラーグリップネックです。
12フレット上で6弦2.3ミリ、1弦1.8ミリ程度でセットしていて、この高さでサドルにかなりの余裕があります。
低めのアクションながらパワフルで豊かなサウンドで鳴ります。
枯れた感じのこなれ感があり、軽くピッキングしたときの繊細で艶やかな響きから、強いタッチではしっかりと野太い箱鳴りがあるダイナミックなサウンドまで、表情豊かな表現力があります。
弾き込まれた楽器ならではの馴染んだ豊かな響きがカッコ良いです。
キズや使用感はありますが、それもメンテナンスを重ねて弾かれて来たこの楽器の歴史で、だからこその雰囲気のあるサウンドが心地良いです。
当時のオリジナルブラックハードケースが付いています。ステッカー跡、汚れ、サビがありますが実用的には問題ありません。