商品の説明

1969年から70年にかけてモデルチェンジ時の過渡期に制作されたイレギュラーな稀少スペックです。しかもピアピカの極上オリジナルコンディションです。
1960年に発売されたHUMMINGBIRDは、その派手なデザインと個性的なサウンドが大人気となりました。モデルチェンジを重ねて、現在もギブソンの主力モデルとして高い人気があります。
数々のアーチストにも愛用されて来ました。特にストーンズのキースリチャード、ミックジャガーも手にしていて、あこがれた人も多いと思います。
今回の楽器は人気の高い1960年代最終モデルで、1970年にモデルチェンジする直前の過渡期のモデルです。基本構造はナローネック、アジャスタブルブリッジの1969年のスペックですが、ポジションマークはブロック、ブレイシングはダブルエックスの1970年のタイプです。
ヘッドバックに２と刻印されていますので、新品制作時にキズとかが付いて、特価で販売された楽器だと思われます。
ほぼ未使用に近いピカピカのコンディションで、わずかな擦り跡はいくつか見られますが、これだけ綺麗に残っている楽器はなかなか見ることが出来ないと思います。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ローズウッド指板、ローズウッドブリッジです。
アジャスタブルサドルはボーン製に交換済みです。
ペグはオリジナルクルーソンゴールドで、動作は問題ありません。
ナット、フレットともにオリジナルのままです。
サウンドホール1弦下指板横にわずかな変形クラックの補修があります。段差が残ったまま接着されていますが、このまま安定していますので特に追加の補修は必要無い状態です。
全体に塗装の色あせはほとんど無く、新品時のようにピカピカです。
ナット部幅40ミリ程度のナローネックです。
アジャスタブルロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.4ミリ、1弦17ミリで、低めで弾き易いセッティングです。
ハイポジションまでバランスが良く、ピッチも安定しています。
ジャキジャキカシャカシャとした60年代モデルらしい個性的なサウンドで、あまり弾かれていなかった楽器らしい軽い感じながら、雑な荒っぽいトーンです。
低音は荒っぽい大味な響きで、コードでジャキジャキ演奏するには良い感じです。軽いタッチでは軽い硬さがあり、音の芯がしっかりとした感じです。
60年代としては、それほどの爆鳴り感では無く、70年代との中間的なサウンドと言えると思います。
ピカピカの新品同様で、まだ鳴りがこれからな感じではありますが、枯れた乾いたビンテージサウンドが楽しめる貴重な楽器です。
新品時についていたらしい、割引タグが付いています。
ケースも当時のオリジナルのソフトシェルケースで、まだ綺麗で使える状態です。
たぶん、クローゼットとかにしまってあったと思われるタイムマシーンコンディションの貴重品ですね。