商品の説明

ナショナルリゾネイターギターを代表する、シングルビスケットコーン、ブラスボディーモデルです。
ナショナルのリゾネイターギターの歴史は古く、1926年にはカリフォルニアで製作が始まりました。ドブロ社の職人も移籍していましたが、ナショナル独自のビスケットコーンやトライコーン、ドブロとは違う構造から生み出される野太いサウンドが特徴です。
ドブロがカントリーやロック、ブルースと幅広く愛用されたのに対し、ナショナルはブルース系アーチストに人気があります。
1942年に会社が売却され、オリジナルスタイルのリゾネイターは生産終了しますが、1988年にナショナルのパテントを入手したルシアーらの手でオリジナルを再現した復刻(リィーシュ）モデルの製作が始まります。1991年にメタルボディーシリーズが追加され、現在、リゾネイターギターのトップブランドとなっています。
今回のSTYLE-0は1994年製、カルフォルニアのワークショップで手工製作されました。ボディーはブラス、シングルビスキットコーン、ハードロックメイプルのラウンドネック(SQ）、エボニー指板、スロッテッドヘッド、シールドバックのクルーソンレプリカの3連スロットヘッド用ペグが装着されています。
ブラスボディーをニッケルメッキで鏡面で仕上げてあり、ボディー全面にアロハ諸島の海岸の夕日に沈む太陽とヤシの木がエッチングされています。
ナット幅：45㎜、スケールは25インチ（635㎜）、当店入荷後に一度、バラシてネック調整を施しましたので、当面は安心して演奏性良くお使い頂けます。
前オーナーが指弾き用でセットアップしていますので、弦高低め、12フレット上で6弦：3.0㎜、1弦：2.4㎜、ナット溝も低めにセットしてあります。指板面がフラット気味ですので、スライドプレーでも指弾きでも演奏しやすいです。ローポジションのスライド弾きの際、スライドバーがフレットに当たるのが気になる場合は、無償でナットのカサアゲを承ります。
ブラスボディーは、スチールボディーほどの荒っぽいガシャガシャ感が無く、適度にエッジのとれた耳心地の良いリゾネイターサウンドです。
高音弦は深いリバーブ感があり、中低音は芯の太いパワフルなサウンドでサスティーンも豊かです。
30年の経年を感じさせない極上コンディションですが、ボディーにニッケルメッキのくすみや使用感があります。ボディーに目立つ凹みもなく、ネックバック、指板面も綺麗な状態です。渋いブルースやロックっぽいスライドプレイに質の良い音で演奏出来ます。
現在、本国のメーカーWEBページのリテールプライス(定価）は＄5.000.00となっており、受注生産、納期は6～8か月と言われています。現在の為替レートで日本円に換算すると約75万円（1＄150円）となります。
オリジナルハードケース付きです。お買い得プライスですので、お探しの方にオススメです。