商品の説明

圧倒的な量感を感じさせる爆鳴りサウンド、枯れた深みのある存在感バツグンの鳴りの1946年モデルです。
サザーンジャンボは1944年から、J-45の上位モデルとして発売され、現在までモデルチェンジを重ねながら続くギブソンの人気モデルです。
初年度の1944年から45年はヘッドロゴがスクリプト、バナーロゴでした。1946年にはバナーが省略されてスクリプトロゴだけになりますが、スペックは変わりません。戦中スペックの豪快でいてメリハリ感のある個性的なサウンドはそのままです。
47年以降の楽器とは別物のの作り込み、サウンドが素晴らしいです。
トップはスプルース、サイドバックはマホガニー、マホガニーネック、ハカランダ指板、ハカランダブリッジです。
パラレログラムポジションマークの指板はバインディングがありません。ブリッジもレギュラーベリーで、この初期モデルならではのデザインです。
ペグはオリジナルクルーソンオープンバックで、それなりに消耗が感じられますがまだまだこのまま使えます。
オリジナルナット、リフレット調整、サドルはオリジナルのままですが、弾き易い状態でセットアップしています。
ピックガードはオリジナルのままです。
向かって左の指板横にヘアラインクラックが見えていて接着対処済みです。
トップブリッジ下にヘアラインクラックのような線が見えていますが、塗装表面のみで内部には達していません。このまま特に対策は必要ない感じです。
向かって左サイドとバックにかけて擦れて塗装が剥がれた跡があります。
渋く焼けて細かなウェザーチェックが全体に入っていて、それなりに演奏で出来たキズはありますが、この年代の楽器としてはバツグンに綺麗な良いコンディションです。
ナット幅44.7ミリ程度の太目のレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.0ミリ、1弦1.5ミリ程度のかなり弾き易いセッティングです。
オリジナルサドルのままですので、交換するのも忍びなく、もう気持ち高いほうが良いと思いますが、オリジナルの状態のままにしています。
この状態でも特にビレや音詰まり感はありません。
野太いワイルドな量感あふれる箱鳴りで、乾いて枯れた音色です。
太いネックは共振が少なく、弦の鳴りがダイレクトにボディーに伝わるため、よりパワフル感があります。
特に低音のピッキングしたときのお腹に響いてくるようなレスポンスは気持ち良いです。
かなり大味で荒っぽさのあるトーンですが、軽く弾いたときの粒立ち感が良く一音一音の音が立った感じの華やかさもあります。
強めのストロークでのサウンドが一番魅力ですが、フィンガーピッキングやハイポジションでのソロプレイでも綺麗に鳴ります。
40年代初期スペックモデルは滅多に出ることはありません。フィラデルフィアでのショーでコレクターから譲り受けた超貴重な楽器です。
当時のオリジナルブラウンハードケース付きで、これも価値ものです。