商品の説明

1970年代ダブルエックスブレイシングでエッジの効いた硬質な鳴りが特徴の、コンディションの綺麗な極上ビンテージです。
HUMMINGBIRDは1960年から生産されるモデルで、その華やかなデザインと個性的なパワフルサウンドで人気モデルとなり、モデルチェンジを重ねて現在も生産されていて、高い人気があります。
特に1965年までの初期モデルには大変なプレミアムが付き、現在ではかなり入手困難となっています。1970年に大幅にモデルチェンジがあり、ポジションマークデザインがスクエアーになり、ブリッジ形状がレギュラーベリーに変更されました。
特に大きく変わったのが内部ブレイシング構造で、この年代だけのダブルXブレイシングが採用されました。それまでの60年代モデルの野太く荒っぽいサウンドから硬質なトーンになりました。当時はあまりにトーンが変わったことでかなり評価が下がりましたが、ビンテージとなった現在では、他社の楽器とはあきらかに違う個性的でパワーのあるトーンが評価されるようになっています。
1980年代中期には通常のブレイシングに戻りますので、約15年間のこのモデルも稀少価値が出るようになりました。
今回の楽器はAシリアルで1973年から75年頃のものです。色合いは多少焼けていますが、ダークなチェリーサンバーストの色が濃く残っています。
塗装の艶がピカピカで50年の年月を感じさせない綺麗な楽器です。
ガリガリと硬質な感じのサウンドは、多少強めなピッキング時に本領を発揮しますが、単音での音も芯があって抜けが良い感じです。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ローズウッド指板、ローズウッドブリッジです。
ペグはシャーラー製ギブソンオリジナルで動作はスムーズです。
オリジナルナット、オリジナルフレットで擦り合わせ、ネック調整済み、サドル交換済みで、弾き易くセットアップしています。
多少のヨゴレや使用感はありますが、バツグンに綺麗なオリジナルコンディションです。
ナット部幅42.5ミリ程度のレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.2ミリ、1弦1.8ミリで弾き易いアクションです。
タッチの強い人には低すぎるかも知れませんが、通常の演奏でビレや詰まり感はありません。
やや硬質でバリバリ荒い感じのトーンで鳴ります。弾いている本人以上に前で聞く音がカッコ良いと思います。
繊細なタッチのソロギターにはあまり向かないかも知れませんが、指弾きでの演奏の芯のあるハッキリしたトーンで良い感じです。
個性的な切れの良いハードなトーンはロックっぽい弾き語りやバンドアンサンブルとかが合いますね。
見た目の華やかさもカッコ良いです。
大変綺麗なコンディションでビンテージ感はイマイチかも知れませんが気持ち良く演奏出来ます。
当時の純正オリジナルのハードケース付きで、大切に保管されていたことが伺われます。

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