商品の説明

華やかでいて芯のしっかりとしたサウンドの82年ビンテージです。
ながくマーチンの最高峰モデルとして、世界中のトップアーチストの手演奏されてきた楽器で、キングオブフラットトップと称され、憧れの楽器です。
D-45は、1933年にジーンオートリーのオーダーで制作されたものが最初で、その後1942年までに91本が制作されていったん終了しています。
1968年にマイクロングワース氏の手で再生産が開始され、その後現在まで高く評価される憧れの楽器となっています。
オリジナルの91本のD-45には億の値段が付くと言われるプレミアムが付いていて、再生産後の楽器もハカランダサイドバックの69年までのものには大変なプレミアムが付いています。
1970年からはワシントン条約のためハカランダ材の入手が困難となり、インディアンローズウッドで制作されています。
今回の楽器は1982年製で、ペグがシャーラー製に変更になった以外は、評価の高い1970年代の楽器とほぼ同じ楽器です。
エレキギターやシンセサイザーが音楽のメインになりつつあり、アコースティックギターブームが落ち着いてきた時期で、マーチン社の生産数量もかなり少なくなってきた時期でもあり、むしろ丁寧に制作されていたという話もある時期ですね。
トップはスプルース、サイド、バックはローズウッド、エボニー指板、エボニーブリッジです。
トップ材はすでにジャーマンスプルースではありませんが、綺麗な色合いでさすがにトップグレードと納得出来る材が使われています。
ソリッドアバロンの華やかなバインディングインレイ、綺麗なポジションマークはさすがに雰囲気があります。
ペグはマーチン刻印シャーラー製で動作はスムーズです。ナットはオリジナルのまま、リフレット擦り合わせ調整済みでサドル交換調整しています。
ネックヒールにストラップピンが打ってあります。
ピックガードはオリジナル同様のラッカーフィニッシュで交換済み、1弦下内部にマーチンクラックの割れ止め処置済みです。
内部ブレイシングはX部分より下とトーンバーがわずかに削られておりトーン調整されています。
オリジナルよりもやや低音のレスポンスが太く響く感じですが、全体のバランスは綺麗で、45らしいサウンドはそのままです。
渋く黄色く焼けてウェザーチェックが入っています。演奏で出来たピックキズや表面的な小擦りキズはありますが、雰囲気の良い綺麗な見た目の楽器です。
ナット部幅42.6ミリ程度で気持ち太目のレギュラーグリップネックです。
12フレット上で6弦2.2ミリ、1弦1，6ミリ程度でセットしています。
D-45としては低いアクションですが、そのぶん弾き易くハイポジションまでスムーズなバランスでセットしてあります。
もう少し高くセットすることで、箱鳴り感は増すと思います。ご希望があれば少し高いサドルも制作出来ます。
粒立ちのハッキリとした艶やかな高音で鳴ります。中音域のレスポンスも良くしっかり感があり、低音は適度にタイトで重さがあります。
ミディアムくらいのピックで軽くストロークした時の華やかな響きはさすがと思える魅力があります。
低音はタイト感があり、ゴールデンエラシリーズのようなボンボンした豊かさでは無く、弾いている本人は物足りないかもですが前で聞く音が素晴らしいサウンドです。
存在感のあるルックス、しっかりとしたサウンドともに魅力的な楽器です。
汎用のサーモプラスティックハードケース付きです。

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