商品の説明

軽くストロークしただけで、ズドッと空気が震える感じの野太い爆鳴りサウンドがカッコ良いビンテージです。
近年プレミアムがすごく、日本国内ではもちろん、アメリカでもなかなか出ない50年代人気モデルです。
J-45は1942年から、それまでのJ-35の後継として発売されました。大味でワイルドな箱鳴りが特徴で、ギブソンのメインモデルとして現在までモデルチェンジを重ねて生産が続いています。
それぞれの年代ごとに特徴があり、特に1946年までの初期スペックは野太いふくよかでいて荒っぽいワイルドな箱鳴り、粒立ちの良いメリハリ感のある高音の響きがあり、戦中でもあったため生産数量が少なく大変な稀少価値が付いています。
この初期モデルは奥田民生さんがメインギターとして演奏されていて、ギブソンから奥田民生モデルとしてリイシューモデルも制作されています。
今回の楽器は1956年モデルで、初期スペックの極太ネックよりもネック幅が普通の42.5ミリ程度になり、ブレイシング構造もレギュラーXとなって、より演奏性が良く、音もややタイトな雑な荒っぽさがあるトーンになっています。
ギブソンビンテージからイメージする爆鳴りでいて荒い感じそのものの楽器です。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジです。ブリッジは50年代初期スタイルのロングスロットのものに交換されていて、わずかに貼り替えの跡が残っています。
ピックガードはオリジナルラージタイプです。
ペグは1ラインロゴのオリジナルスティールモストクルーソンで、ノブのみ交換済みです。
ナット交換、新しくリフレット、サドル交換済みで、入荷時に作業していますのでまったく消耗はありません。
細かなキズやウェザーチェックはありますが、大変綺麗なコンディションの楽器です。
塗装は渋く色焼けしてはいますが、綺麗に艶が残っています。
サウンドホール1弦下部分にわずかなクラックリペアー、トップ向かって左端にぶつけたらしい塗装チップがあります。
ナット部幅42.5ミリ程度のレギュラーグリップネックです。
真っ直ぐに調整済みで、アジャストロッドはしっかりと効いて余裕があります。
12フレット上で6弦2.2ミリ、1弦1.6ミリ程度でセットしています。
低めでバランスが良く、それでいてしっかりと音圧のあるセットです。
サドルの高さにも余裕があり、しっかりとテンション感があります。
ワイルドで大味、お腹に響いてくるような圧倒的な音色がカッコ良いです。
実際の音量は、実はそうでも無いのですが、その鳴ってる感のある個性的なサウンドは弾いていて飽きが来ません。みなさんに一生もののアコギと言われるゆえんですね。
ブリッジ交換があるため、通常相場よりもかなり安いですが、その魅力は変わりません。むしろお買い得なお勧め品です。
当時のワニ柄紙製のオリジナルケースが付いています。ガムテープの補修があって、ヘロヘロですので実用的には厳しいです。実際の落ち運びにはハードケースが必要です。
ただ、たいてい壊れて捨てられますので、このオリジナルワニ柄ケースが残っていることは奇跡的で、とっておいて良いと思いますよ。