商品の説明

HEADWAYアコースティックギターは純国産ギターブランドとして、1977年に創業、当初から楽器製作を手掛けていた百瀬恭夫氏の手で丁寧に仕上げられ、国内最高峰のギターメーカーとして高く評価されていました。
しかしながら工場火災とアコースティックギター全般の販売不振の為、1983年にアコースティックギター部門を終了しました。
それから16年後の1999年、アコースティックギター工場を再建、1980年代から保管していた貴重なストック材を使用し、128本限定でHD-115を復活第一号記念モデルとして再生産したのが、第2章の始まりです。
このHD-115は高く評価されて、すぐに完売します。これを機にアコースティックギターを本格的に再生産することとなり、現在も高品質のアコースティックギターを製作しています。
当時、制作を担った百瀬氏は、その実績から信州の名工として表彰されています。工場消失前のオリジナルのHD-115は、現在では滅多に入手出来ない貴重な楽器として、マニアの間でも別格の評価を受けています。
今回のHD-115は2002年7月に製作された＃21、21本目に製作された最初期のモデルです。飛鳥工場のウェブサイトにて仕様書を確認する事ができます。
ボディートップはシトカ・スプルース、サイド、バックはインディアン・ローズウッド、エボニー指板、エボニーブリッジです。
ヘリングボーンバインディングですがノンスキャロップのノーマルブレイシングです。
ピックガードは本鼈甲柄の塗り込みスタイル、ペグはゴトー製のSD-90 05M GGゴールドメッキの褪せもみられず大変、綺麗です。
ナット幅：43㎜、ホンジュラス・マホガニーネックのレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドは外からは見えませんが、専用工具で内部で調整する仕組みで動作も問題ありません。ネックはストレート、サドル・ナットともオリジナルのボーンですが経年で変色しています。
弦高は12フレット上で6弦:2.6㎜、1弦：1.8㎜でセットしていて、テンションの硬さを感じさせない弾きやすいアクションと思います。
もともと硬めの音質で圧倒的なボリュームがあるのが特徴でしたが、20年の時を経て、良い感じに角がとれ、倍音豊かな箱鳴り感と旨みが出ています。
ほとんど使用感を感じさせないニアミントコンディション、凹みをともなうアテキズは見当たりません。強いて挙げればピックガード上に薄っすらピックキズが少々くらいです。
マーチンのD-28ヘリングボーンとは全く違う、タイトで切れの良いブライトサウンドが魅力と思います。フルオリジナルの復活HD-115を入手出来る貴重なチャンスです。新品当時のメーカープライス￥300.000のモデルです。金色のサッシで巻かれたオリジナルハードケースも綺麗なコンディションです。
これぞヘッドウェイ・サウンドという魅力タップリの質の高い楽器です。お探しの方にオススメします。