商品の説明

1994年、ギブソン創業100周年記念限定のROY SMECKモデルです。
オービルギブソンによってギブソン社が設立された1894年から100周年となる1994年、記念事業として過去のギブソンの象徴的なモデルをマスタービルドコレクションとして12機種、毎月それぞれ100本のみを制作しました。
今回の1934 ROY SMECKモデルは、1934年から37年まで制作された楽器の復刻モデルで、4月の限定モデルでした。
世界で100本のみ、日本にどのくらい輸入されたかは不明ですが、オリジナルと変わらないくらい、大変価値のある希少なコレクターズアイテムです。
J-45に似たラウンドショルダーボディーですが、12フレットジョイントで、胴厚も深いデザインです。そのため、容積が大きく、独特な豊かでふくよかな響きで鳴ります。
もともと、オリジナルはスライド専用モデルとして発売されましたが、通常演奏用にコンバートされて演奏されることの多い楽器です。
1930年代にはスパニッシュモデルと呼ばれる通常演奏用の楽器もわずかに追加発売されたようですが、もともと数が少ないモデルでもあり、正確なことは不明です。
このCENTENNIALモデルは、最初から通常演奏用に制作されています。
トップはスプルース、サイド、バックはローズウッド、ローズウッド指板、ローズウッドブリッジです。
ヘッドバックにシルバーの刻印プレイト、アジャストカバーも専用のシルバープレイトです。
ペグはオリジナルのGOTO製ニッケルで動作はスムーズです。
ナット交換、サドル交換のうえ、オリジナルフレットのままネック調整済みです。フレットは細め低目のビンテージタイプで、消耗はほとんど無く綺麗です。
さすがに半世紀前の楽器ですので、表面には細かくウェザーチェックが出ていて色合いも渋い飴色に焼けています。所々塗装にチップや演奏キズも見られますが、全体には綺麗な状態です。
ナット部幅45.6ミリ程度の平たい感じのレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.1ミリ、1弦1.2ミリ程度と極限まで低いアクションにセットしています。
通常のフィンガーピッキングではほとんどビレとかは気になりませんが、強いタッチでは若干ビレ感があります。
演奏性優先でセットしていますが、ご希望があればもう気持ち高く設定も可能です。
大きい容積で豊かで伸びやかな箱鳴りサウンドです。
コードでのストロークはもちろん、やさしいタッチのフィンガーピッキングでも豊かに響きます。
半世紀の時間で、枯れた乾いた感じのトーンになっていて、ビンテージっぽいトーンで鳴ります。
箱全体で響く味わいたっぷりのトーンが良い感じです。
ワニ柄の100周年記念専用ハードケース付きです。

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