商品の説明

1946年製ですがシリアル番号は46年初期のもので、スペックは1945年と同じのいわゆるプリウォースペックです。
ノンスキャロップブレイシング、エボニー指板、エボニーブリッジでトップは見た感じも音のニュアンスもアディロンダックスプルースのようです。
47年以降のシトカスプルース、ハカランダ指板、ハカランダブリッジのものとは別物の深みのある豊かでパワフルなサウンドの楽器です。
2023年のアメリカのビンテージギタープライスガイドでは23600ドル（350万円程度）が付けられています。アメリカでも入手困難な稀少モデルとして特別なプレミアムが付いています。
トップはアディロンダックスプルース、サイド、バックはホンジュラスマホガニー、エボニー指板、エボニーブリッジです。
ペグは1ラインクルーソンが付属していますが、現在はウェイバリー製に交換済みですので動作はスムーズです。
ピックガードはオリジナルのまま、マーチンクラックはありません。
ナット交換、リフレット調整、サドル交換、ネック角度修正済みでサドルの高さがしっかりとあり、プリゥオースペックながら現代の楽器のように弾き易くセットアップしています。
内部ブレイシング類は当時のままのオリジナルで加工履歴はありません。
渋く茶色っぽいくらい焼けてウェザーチェックが細かく入っています。特にバックにはベルトバックルキズが目立ちますが、全体には年式の割に綺麗なほうです。多少のキズやウエザーチェックもこの楽器の歴史を物語る貫禄で、大変雰囲気があります。
何人かの手でメンテナンスを受けながら弾き込まれてきた楽器ならではの渋い味のルックスです。
ナット幅42.7ミリ程度で、気持ち太目のレギュラーグリップネックです。
真っ直ぐに調整されていて、メンテナンスが行き届いています。
12フレット上で6弦2.1ミリ、1弦1.3ミリでセットしています。
サドルの高さにはかなり余裕が残っています。
かなり低いセッティングですが、通常の演奏でビレや音詰まりとかは感じませんが、強めのタッチでパワフルな演奏をされるのでしたらもう少し高くセット出来ます。
ズドーンと量感のある、それでいて倍音成分の豊かな深みのあるサウンドで圧倒的に鳴ります。
強めのタッチでの音圧感、サスティーン感が素晴らしく、さらに高音側は粒立ちが綺麗で華やかな艶があります。
マホガニーボディーですが、しっかりとレスポンスする粒立ちの綺麗な芯のあるトーンです。
枯れた味わい、豊かな響き、表情のある艶やかなトーンと、この年代の楽器ならではの魅力いっぱいのビンテージサウンドです。
この年代ながらメンテナンスがしっかりとしていて安心して持っていられるのも嬉しいですね。
たぶん今後、このような楽器のオーナーになれるチャンスはなかなか無いものと思います。
現在の高騰相場においてはかなりフェアーなプライスですよね。
汎用の専用サイズハードケースが付いています。