商品の説明

乾いた軽快でいて味のある響きの1955年モデルです。
シリアル番号がほとんど消えていて判読出来ませんが、合板トップでダイヤルアジャストは1955年だけですので、1955年と表記しました。
J-160Eは1954年から制作されたモデルで、初年度の54年モデルは単板トップが採用されていました。1955年にはトップ材を合板に変更されていて、その後J-160Eと言えば合板トップがスタンダードとなっています。
ピックアップを使ったときのハウリング対策や音色から合板が選ばれたと思いますが、独特な暖かみのある軽い響きは、音量こそ無いものの生ギターの音としても魅力があります。
実際ビートルズのレコードでは明らかにJ-160Eの生音で録音されたと思われる軽いトーンが聞けます。
J-160Eはジョンレノンの使っていた年代の楽器に特別なプレミアムが付いていて、今回のような大きいダイヤルブリッジのモデルは、稀少性は高いですが意外に安い価格でお買い得感があります。
ビンテージらしいサウンドも魅力で、ジョンレノンにこだわりが無ければ、大変なお勧め品ですね。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダブリッジ、オリジナルダイヤルタイプアジャスタブルブリッジです。
ペグは1ラインクルーソンのオリジナルでノブのみ交換されています。
ピックアップ、アッセンブリーはオリジナルですが、ノブのみ交換されています。オリジナルでアース処置されていませんので、蛍光灯の近くとかではノイズが気になります。残念ながら構造上アース処置することは出来ません。
オリジナルナット、オリジナルフレットのまま調整してあり、弾き易いと思います。
ウェザーチェックやキズは年式相応にありますが、かなり綺麗な状態です。バックにはベルトバックル跡が大きくあります。
塗装の艶も綺麗に残っていて、かなりコンディションの良い楽器です。
ネックヒールにストラップピンが打ってあり、エンドピンは交換されています。
ナット部幅42.5ミリ程度の気持ち太目のレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドはしっかりと機能していて余裕があります。
現在、12フレット上で6弦2.2ミリ、1弦1.6ミリでセットしています。
かなり低目のアクションで弾き易いですが、ビレや音詰まり感はありません。
ハイポジションまで弾き易くバランスが良いと思います。
軽く枯れた感じのトーンで、ボリュームはそれほどでもありませんが、大変雰囲気のあるサウンドで鳴っています。
弾き語りでアコースティックで弾いても、ボーカルを引き立てる個性的な鳴りがカッコ良いです。
P-90のピックアップサウンドは、甘くそれでいて芯のある響きで、かなりアコースティックなエアー感があります。
アコースティックギター用のブロンズ弦では1、2弦だけ音量が出てバランスが悪いですので、ピックアップを使う場合は012からのニッケルワウンド弦がお勧めです。
当時のオリジナルブラウンとーレックスハードケースが付いていて、これも大変貴重なプレミアム品です。
1年しか制作されていなかった特別なスペック品ｄ、このコンディションですので、コレクションとしての価値が高いと思います。

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