商品の説明

カシャカシャな高音、泥臭く太い低音の鳴りで、かなり個性的なギブソンビンテージサウンドです。
B-25は1963年にそれまでのLG-2からモデルチェンジしてネーミングが変更されたシリーズです。1965年にマイナーチェンジで細目のナローネックとなり、1969年から1970年にかけてモデルチェンジします。
今回の楽器はシリアル番号が消されていますが、60年代中期ナローネックモデルで、プラスティックブリッジ、フェイドしたサンバーストの色合いから1966年モデルだと思われます。
B-25はコンパクトなボディーと味のあるしっかり感のあるサウンドでプロのミュージシャンにも多く使われています。スガシカオさんやトータス松本さんはテレビでもよく演奏されています。
以前、所ジョージさんにもこの年代のB-25NTを買っていただきました。SNSとかでよく演奏されています。
弾き易さとボーカルの邪魔をしない適度な鳴り、個性的なビンテージサウンドが評価されていると思います。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、プラスティックブリッジ、セラミックサドルです。
プラスティックブリッジはやや変形してひび割れがあり、トップとの間に隙間があったりします。もともと接着されておらず、内部からボルトで止まっていますので、ブリッジが飛ぶことはありません。古いギブソンの特徴ですのでこのままで問題無くお使いいただけます。
ペグはオリジナルの3:3オープンバックで、やや動作は渋い箇所がありますがチューニングは問題ありません。
ナット、フレットともにオリジナル、フレットは擦り合わせ調整済みです。
渋く焼けて色あせがあり、細かくウェザーチェックが入っています。それなりにキズがあって渋い雰囲気ですが塗装の艶は綺麗に残っていて、綺麗な良い状態です。
ナット部幅39.5ミリ程度の細目のナローネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いて余裕があります。
弦高は12フレット上６弦2.2ミリ、１弦1.6ミリと低めにセットしていますが、通常の演奏でビレが気になるようなことはありません。
アジャスタブルサドルは上下ともに調整出来ますので、低音側をもう少し高くすることで、よりパワフルな感じの鳴りになります。
細めのネックでこの弦高アクションですので、全体に弾き易くハイポジションまでスムーズでバランス良く演奏出来ます。
女性やエレキメインの方でも扱いやすいと思います。
音はコンパクトボディーらしい軽快で乾いた箱鳴りで、見た目よりはボリュームがしっかりあります。
セラミックアジャスタブルサドルのガシャガシャとした雑なトーンでいてしっかりと箱鳴り感があります。
特にプラスティックブリッジモデルは質量が軽いこともあり、レスポンスが良く、パワフルに鳴ります。
泥臭いギブソンビンテージならではの個性的な雰囲気が大変カッコ良いです。
汎用の古い紙製ソフトシェルケースが付いています。
頻繁に持ち運ぶにはハードケースがあったほうが良いですね