商品の説明

ジョンレノンの愛器としてあまりにも有名なビンテージJ-160Eを復刻させた1997年製のJ-160Eのヒストリック・リミテッドラインです。
当時、正規輸入代理店だった山野楽器さんが日本市場向けに特別製作したモデルです。
ヘッドバックのシリアルナンバー無し、ネックブロックにスタンプシリアル、オレンジラベルに「1964 J-160E」とシリアルナンバーが印字されています。シングル・リング、1点留めのトラスロッドカバー仕様ですので、1962年のJ-160Eスタイルになります。そのあたりアバウトなのがギブソンらしさと思います。
ボディートップはスプルースですが、ビンテージ同様、プライウッドでラダーブレイシングです。サイド、バックはマホガニー、ローズウッド指板、ローズウッドのアジャスタブル（ADJ）ブリッジです。オリジナルのタスクサドルからオリジナルに近いツルッとした陶器のサドルに交換してあります。
ペグはキーストーン・二つコブのクルーソンレプリカ、スムーズに動作します。
マグネティックピックアップはP-90です。ブリッジプレートに当時の最先端だった「I-BEAM ACTIVE」ピックアップを装着、I-BEAM側の出力端子をVOLUME POTへ直結していますので、サイドジャックからモノラルプラグでP-90とI-BEAMのサウンドがミックスして出力されるよう改造しています。TONEも効きます。ネックブロックに9V/0006Pバッテリーホルダーがあります。
ナットはオリジナルのタスク、フレットはオリジナルで消耗はほとんどありません。ヘッドデザインも他のギブソンアコースティックと比較するとわかりますが、幅広となっています。山野楽器さんとギブソンによって、日本市場に向けて細部にこだわって企画された特別仕様になります。
すでに新品時から約25年以上経っており、実用で使われてきた楽器ですので、経年による塗装面のウェザーチェックはもちろん、使用にともなうスリキズやポツキズが点在しています。いずれも表面的なもので、板のワレや目立つキズ等のダメージはありません。ボディーバックにはベルトなどでついたスリキズやポツキズが多めにあり、ボディーサイドにもゴマ粒ほどのポツキズが点在しています。
ナット幅は実測で43.5㎜です。握りやすいやや薄めのレギュラーネックです。弦高は12フレット上で6弦：2.6㎜、1弦：1.8㎜にセットしていますが、アジャスタブルサドルですので、カンタンにお好みの高さにセットすることが出来ます。アジャストロッドも余裕があります。ビンテージのJ-160E同様、生音は鳴りません。カシャカシャな独特なトーンで、ビートルズのレコードで聞いたJ-160Eのサウンドそのものです。オリジナルハードケースが付属します。