商品の説明

ジャキジャキバリバリとタイトで華やかな鳴り、豪華ポジションマークの当時のギルド最上級モデルです。
1968年にTVモデルとして生産が始まったモデルで、当初はカスタムオーダーモデルでしたが、1974年頃からレギュラーカタログモデルとなり、ギルドフラットトップのフラッグシップとして継続生産されて来ました。
綺麗なポジションマークインレイとパワフルで華やかな力強いサウンドで高い人気の楽器ですが、生産数量が少なく、近年ではなかなか入手困難な楽器です。
ギルドは、1970年代から80年代にかけてはマーチン、ギブソンに並んで人気が高いブランドでした。ギルドを愛用されるアーチストが多く、このD-55は日本では井上陽水氏が使っていました。繊細な歌と表情豊かな演奏がこのギターの特徴と合っていました。
今回の楽器はそれなりに使い込まれていますが、入荷後にリペアー工房さんでメンテナンスをキッチリ行っています。
1974年ですので、レギュラーモデルとして販売された直後の楽器です。
トップはスプルース、サイド、バックはローズウッド、メイプルセンターのパーフェロー3ピースネック、エボニー指板、エボニーブリッジです。
ヘッドにホワイトパールの「G」マークインレイ、指板にはホワイトパールとアバロンのコンビネーションインレイ、ボディとネックに白と黒のマルチセルバインディングが施された豪華スペックです。
ペグはオリジナルシャーラーゴールドで若干メッキが渋くなっていてツブツブが浮き出ていますが、動作はスムーズです。
ナット交換、オリジナルより高さのある新しいフレットでリフレット、ネック角度調整のうえ、サドル交換と、プレイヤビリティーに関してはしっかりと仕上がっています。弾き易いアクションながらサドルの高さに余裕があり、今後の調整も安心です。
全体的に渋く飴色に色焼けしてウェザーチェック、細かなキズはあります。
ネックヒールにストラップピンが打ってあり、ヒールキャップにもピン穴が残っています。ストラップピンまわりにキズがあります。
ネックバック2フレット裏に塗装が剥がれた箇所があります。
トップ左端にクラックリペアー跡があり、キッチリ補修されています。他にも年代相応の塗装チップとかありますが、状態は綺麗です。
内部に貼り付けタイプのピエゾピックアップがセットされていて、エンドジャックとなっています。古いピックアップで出力が弱く、音色もあまり良くありません、緊急時のライブとかで使えるかも知れませんが、本格的にステージやレコーディングで使うのでしたらピックアップを入れ替えたほうが良いです。
多少の難はありますが半世紀経過した楽器としてはかなり良い状態です。
ナット部の巾42.5ミリ程度のレギュラーグリップネックで、やや太目です。
ネックは真っすぐに調整してあり、ロッドの効きも余裕があります。
弦高は12フレット上で、6弦2.5ミリ、1弦1.6ミリ程度で弾き易く、ハイポジションまでスムーズでバランスの良いセッティングです。
サドルの高さにしっかりと余裕があり、もっと低いアクションにも簡単に調整出来ます。かなり低目のこのくらいでもテンション感があって気持ち良く弾けると思います。メンテナンスがしっかりとされていて、この状態で長く安心して使っていただけると思います。
ローズウッドボディらしい腰のしっかりした重さのある低音で、ハードでパワフルなサウンドで鳴ります。高音は粒立ちが良く華やかな感じで、煌びやかで美しい響きです。
やや硬めでバリバリと切れが良く、鳴りの良い楽器です。
サスティーンが豊かで輪郭のハッキリしたトーンで、フィンガースタイルでのレスポンスも良いですので、演奏スタイルを問わず、オールマイティに使えます。
キッチリ調整されて弾き易いお勧め品だと思います。
新しい汎用の専用サイズハードケース付きです。

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