商品の説明

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只今、予約制とさせて頂いておりますので、ご来訪の際は当日でも構いませんので、ご連絡をお願い致します。

1969年製のYAMAHA FG-230が入荷いたしました！！（シリアルナンバーより1969年製と確認できます）
1966年にギター部門を設立してから製造された記念すべきヤマハ初のアコースティックギターFGシリーズ。GibsonやMartin のギターを研究したうえでの日本人の体格に合わせた独自設計で、様々なオリジナルのアイディア（ボディーサイズ、弦長、トップ、サイドバック材の選択など）が盛り込まれていました。特に1968年から1972年までのモデルはインナーラベルの色から『赤ラベル』と言われ、中でもFG-180は国内人気アーティストが使用していたこともありYAMAHAビンテージとして大変人気があり、復刻モデルまで発売されたほどです。FG-180の12弦バージョンであるこのFG-230はYAMAHAとしては初めての12弦ギターで、1967年に発売が開始されました。本器は、赤ラベル（1968〜1972年）FGシリーズ当初からのラインナップ2機種の12弦モデル（FG-230、FG-550）の中の1機種となります。本器は、トップ：スプルース合板、サイド＆バック：マホガニー合板で組み上げられております。弦長：636mmのミディアムスケール、ナット幅が約47mmとやや広めな事を除けば、ほぼ仕様はFG-180と同じです。太めのネック、頑丈な作りが特徴で、ラミネートながらマホガ二ーサイド・バック特有の立ち上がりのよい、きらびやかなパワフルサウンドが50年以上経過している今でも健在で、箱なり感もあります。

　日本でも60年代からフォークブームが始まりますがフォーク・コーラス系のグループでは 音域が広がり、きらびやかな音が出せることから12弦ギターは大変重宝され人気になりました。 「帰ってきたヨッパライ」の大ヒットで世間を騒がせた「フォーク・クルセダーズ」 も多くの楽曲で加藤和彦さんが12弦（Epiphone FT-85他）を効果的に演奏していたのは有名です。また初期の「赤い鳥」はこの上位モデルのFG-550（12弦）、FG-500（6弦）（共にトップ、バック単板、サイドバック、ハカランダ）を使用していました。12弦ギターと言えば「ホテル・カリフォルニア」「天国への階段」等々の思い出に残る海外の名曲も多数あります。 また12弦ギターの楽しみ方は例えば①１～６コースの副弦のみを張って「ナッシュビル・チューニング」を試す（「22才の別れ」は有名）② 主弦のみを張って６弦ギターに ③ チューニングを変えたり、一部の弦を外してオリジナルな音作りに活用・・・と 実に多彩でお勧めできます。

55年を経過しておりますので、相応の使用感（細かい、小さい、目立つ傷・打痕・塗膜の欠け等）は見られますが現状問題なくご使用いただけます。
当工房にて、全体点検、ナット・サドル調整済みです。ネックは順反りで、トラスロッドは締め方向には可動いたしませんが緩め方向には可動します。
お手頃価格の12弦ギターをお探しの方にお薦めさせていただきます。

弦高12フレット 1弦：2.2mm 12弦：2.7mm
サドル高さ：1.4mm
TOPから6弦までの高さ：8.3mm
ナット幅：47mm
ナット弦間：42.5mm
ブリッジ弦間：60mm
スケール：636mm
重量：2.21kg
ハードケース（社外品）が付属いたします。
保証期間：1ヶ月

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