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  • 商品ID:DS08767991
  • 登録:2024-03-15 14:39:25.0
  • 更新:2024-11-13 13:23:18.0

Fender 1988年製 Champ 12

¥ASK

状態:B+ 1988年製
10W

売却済

12インチ・スピーカー/スプリング・リバーブ搭載のチャンプ/値下げしました!

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Fender 1988年製 Champ 12

商品の説明

1950年代からフェンダー・アンプ・ラインナップの最小アンプとして用意されていた「チャンプ」。

1982年に後継モデルとして「チャンプ2」および「スーパー・チャンプ」が登場したものの、'85年にフェンダー社が新体制へ移行したことに伴い工場が移転したこともあり、従来のアンプ・ラインナップは一新されました。

それによって誕生したのが「チャンプ12」です。
設計は新生フェンダー社が買収したアンプ・ブランド「SUNN」の技術者によって行なわれました。


伝統的なチャンプは8インチ・スピーカー、チャンプ2やスーパー・チャンプが10インチ・スピーカーだったのに対して、このチャンプ12は12インチ・スピーカー(1基)仕様なのが最たる特徴です。それがモデル名の由来でもあります。

12インチ・スピーカー仕様ということで、サイズは40㎝(高さ)X 42㎝(幅)X 22cm(奥行)、重量は約14Kg(以上カタログ・データ)と従来よりは大きめです。


また、チャンプ12にはスプリング・リバーブも搭載されました。

しかし、簡易タイプのリバーブ・ユニットということもあり、極端に深いリバーブは効かせられません。


フット・スイッチによってクリーン・トーン主体のノーマル・チャンネルと、ゲイン・コントロール/マスター・ボリュームの設定で歪みをコントロールできるオーバー・ドライブ・チャンネルを切り替えることができます(トーン・コントロールは共通)。

なお、オーバー・ドライブ・チャンネル使用時、マスター・ボリュームを最小にしても多少の音が漏れてしまうのは仕様です(故障ではありません)。


ヘッドフォン端子を装備しているのも魅力でしょう。


真空管はプリ管に12AX7 X 2本、出力管に6L6GC X 1本。

出力は10ワットになっています。

出力管1本で駆動させるいわゆるシングル・アンプでは、回路上わずかにハム音(ボリューム0の時でも聞こえる小さな低域唸り音)が出てしまいます。

音を出している時には目立たないものですが、深夜など極めて静かな状況でギター音を出していない時には気になる方がいるかもしれません。
しかし、これは回路特有の症状で故障ではありません。


当モデルは当初アメリカ国内の工場で生産されていましたが、1988年頃からはメキシコ製に変更されます。

本機はメキシコ生産開始初期と思われる'88年製です。
本機のシリアル・ナンバーは「M21xxx」で、最初の「M)がメキシコ製を示しています。


また、当初は黒いコントロール・ノブが使われていましたが、アメリカ生産後期の1988年頃からは本機のような赤ノブ仕様に変更されます。

赤ノブ期は本来、黒っぽい色合いのスピーカー・サラン・ネット(グリル・クロス)ですが、本機は黒ノブ期と同じ銀色のネットに交換されています。

この時期の黒いネットは劣化しやすい(ボロボロと崩れやすい)ため、そのための措置でしょう。
しかし、交換されていることに気づく人は珍しいと思われるほど、違和感のない仕上がりです。


キャビネット裏側の板(上部)も交換品です。
これも違和感のない出来です。


当店では外部・内部共に徹底的な清掃を行なった上で販売していますので、気持ちよくお使いいただけます。


そして、時間をかけて電気回路の点検を行いました。

主要パーツはすべてオリジナル(新品時のまま)状態です。


消耗品として扱われる電解コンデンサの中の、+B電源という直流高電圧のかかるところに使われているもの3個は、今後のリスク軽減のために年のため交換しました。

また、ジャック類(計4個)は傷みがありましたので交換いたしました。

それ以外の電気パーツはすべてオリジナル(新品当時のままの状態)です。

ポット類はオリジナルですが、ガリや接触不良などありません。


当モデルには「エミネンス」製の12インチ・サイズが純正品として採用しています。

これは、当時フェンダー社がエミネンスにOEM生産委託したもので、本機に搭載されているものはもちろんオリジナル・パーツです。

そして、このオリジナル・スピーカーはコーン紙に傷みもなく、とても良い状態を保っています。


電源/出力の両トランスはSchumacher製(ブランド・コード=606)で、そこに刻印されているデイト・コードはそれぞれ「810」('88年第10週)/「816」('88年第16週)とオリジナル・パーツであることを示しています。


全体的に多少の小傷や擦れなどはあるものの、とてもきれいな外観です。

35年経過した中古品とは思えないほどの状態です。


真空管もプリ管2本(12AX7 )はオリジナル、出力管は交換品(ソヴテック製6L6GC)です。

それらは測定等を行ないましたが、すべて正常に機能していますし、まだまだ交換不要でお使いいただけます。


出力管部には従来チューブ・リングという脱落(落下)防止のパーツが装備されているのですが、このソヴテック製6L6GCには構造的に効果が薄いこともあり、スプリングの弾力によって脱落を抑えるリテイナーが取り付けられています。

このパーツは社外製ですが、もし不要とお考えの場合には、痕跡を残すことなく簡単に取り外すこともできます。


本機はアメリカ国内向けAC117~120V電源仕様ですので、ステップアップ・トランスなどを使用して昇圧したほうが好ましいです。

しかし、Champ 12の場合はAC100Vで使用しても聴感上は特別に音質が劣っている印象は受けませんので、昇圧は必須というわけではないと考えます。


電源コードはリジナルです。

先端のプラグはアース端子付きの3ピン仕様なのですが、日本の一般的なコンセントを利用できるように、3ピン→2ピン・プラグ変換アダプターをお付けします。


真空管等の消耗パーツを除き、1年間保証しています。
(遠方の方の場合、初期不良を除き、修理依頼の際の送料はご負担ください。)


ご来訪の際には、当日でも結構ですので事前にお知らせください(予約制にさせていただいております)。
なお、当事業所は店舗ではないこと(住宅街の木造一軒家)、また店主ひとりで小売販売以外の様々な業務も行なっていることなどの理由から、ご来訪は当日または直近にご購入を検討されている方に限らせていただきます。
申し訳ありませんが、ご理解いただけると幸いです。


通信販売をご利用の場合、発送先により送料が異なりますのでお見積もりさせてください。
(佐川急便を利用し、荷物サイズ=140で発送予定です。)

通信販売のお手続きについての詳細は、下記「取扱店舗の商品ページを見る」をクリックしていただき、当店ホームページ内の「通信販売」(http://www.hgt.jp/mailorder.htm)をご覧ください

商品の詳細

Fender/1988年製 Champ 12

インフォメーション

楽器担当者

スタッフのコメント

店主=今井康雅(いまい やすまさ:販売/リペア/オリジナル・アンプ製作/専門誌寄稿)
詳細なプロフィールは下記URLをご参照ください。
http://www.hgt.jp/profile.htm

(担当:親切/丁寧なご説明を心掛けています。)

今井康雅

取扱店舗HISTORIQUE GUITARS ( ヒストリーク ギターズ ) 

HISTORIQUE GUITARS ( ヒストリーク ギターズ )

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営業時間 13時~19時(予約制ですので、ご来訪の際はお知らせください)
定休日 毎週木曜日 (時々臨時休業日があります)
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保証 ギター,ベース,アンプ等の基本構造部分は1年間保証。
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