商品の説明

マーシャルアンプ業界の賢人アンプビルダーミッチーコルビー自身による渾身のデザイン／ハンドメイドアンプ。JCM800サウンドでメタルしたいが７０年代ハードロックも魅力的。そして名機プレキシサウンドもやっぱり気になる...



例えば貴方がソリストタイプのギタープレイヤーだったとしよう。で、理想のマーシャルサウンドを１台に的を絞ってメインアンプを探すとしよう。

本音を言えば８０年代から現在までハードロック／ヘヴィメタルの名手達が愛し続ける王道のJCM800サウンド一本やりだっ！.....と胸を張って男らしく言いたいが、マスターボリューム以前の機種でクラッシックロック創世記の ”ブッ太い” ７０年代サウンドも捨てられないと思うし、あちらこちらでまことしなやかに語られている名機プレキシサウンドが、本当はどんな音なのかもやっぱり気になる...どんな凄い音なのか.....でも値段ももの凄く高い！失敗しないだろうか...そもそもヴィンテージって言うのはかなり痛んでいる個体が多いって聞くし、割安のトランス交換された個体は音がもう元のままでは.....個体差の大きい古い物では当たりの個体にはなかなか出合えないって聞くし....と、永遠に抜けきれないスパイラルにハマってしまっている貴方の気持ちは分かります。



その長い歴史の中で数々の名機を生み出して来ているマーシャルには時代時代のギターサウンドを創った各々が独自なトーンを持ち合わせており、どれもが魅力的ではある為に、実際に決めかねて先に進めないプレイヤーが多いのも事実。だってJCM800では、あの奥行きのある "ブッ太いトーン" が出ないし、７０年代物はもはやプレキシサウンドでは無く、プレキシではメタルやるのに十分な歪みが得られないのだから。

また、『ここ最近のは会社こそ同じだが既に中身は全く違う内容でしょ？』なんて辛口トークの玄人プレイヤーにも、上記の３機種及びこの辺りまでの年代の物が、既に３０年以上も前の機種である事も手伝ってか、一般的にもヴィンテージマーシャル年代順の代表機種であるとの認識がある事は承知の事実。



それでは同時に３台（あるいはそれ以上）所有してしまう手もあるのですが、保管場所と古いアンプである故の（新しいのもだが）日々通電の必要性＆弾く時間....プラス、メンテナンス等のランニングコストの問題から.....コレクターであればこの限りでは無いが、プレイヤーのパーセンテージが多い人は、この状況は考えモノだ。





現行物はもはやこの限りでは無いが、先にも記した様に創成期から８０年代頃までのこれらのビンテージ期における代表機種は、プレイヤーサイドからより楽器側がプレイヤーを、また音楽を牽引して来たのではと思える程、各年代のマーシャルの中でも他に類を見ない強烈な個性が存在し、各々が独自のトーンを持っていたという事が出来ると思う。

しかし、一方でこの時代のものはマーシャルらしさにおいてはどれもが一本筋の通った共通の特徴を持つものでもあった。
で、それぞれを微妙に重なった箇所のある３つの大小の円の図形と例えると、重なっている箇所がトーンの共通項と仮定した時、その３つの円達を全て取り囲む一層大きな円が、この新作であるトーンマシーンの開発で目指した所で、この前人未到の地を ポイントto ポイント ワイヤリングで成し遂げたミッチーコルビーの偉業は計り知れないと思う。Mタイプの多くを網羅してしまう、トーンの守備範囲の非常に広いアンプが出来上がった。

一見大袈裟とも感じられるかもしれないこの意見を後押しする様に、このアンプには各方面から賛辞の言葉が寄せられているので、詳細は彼のH.Pを参考されたし。