商品の説明

プレートシリアル： A 272XX （ 1968 年製 ）

ブラックフェイスと同回路 「 AB763 」、 1968年中期までの、初期 Drip Edge ( ドリップ エッジ ) デラックス リバーブ の入荷！！

後に「 AB868 」（8月68年に製品化＝８６８）回路となるシルバーフェイスですが、最初期の1967〜1968年中期までについては、ブラックフェイス期の「 AB763 」回路（7月63年に製品化＝763）が過渡期仕様的に存在し、同時期のツインリバーブ同様、前面スピーカー・ネット外周にシルバー枠のあるドリップ エッジ 仕様となります。

（ドリップエッジは1969年までとなりますが、1ch、2chの各VOL左側に黒い縦線 / ブラックラインがあるのが６８年途中までの初期仕様）

また真空管チャートを示す内張シールについても「AB763 印刷」のものが後年まで継続使用されますが（恐らく、古いシールを消化し切るまで、、、）、この時期を境に実際の回路は「 AB868 」へと変更されてゆきます。

今回入荷の個体については「ブラックラインのあるDrip Edge 初期仕様」。

スピーカーがFender logo「 Utah 1971年製 」に交換されておりますが、68年当時もデラリバ純正SPとして採用されていたUtah製とあって違和感なくナイスにサウンド・マッチをしております。また今回メンテナンスにあたりプリ管２本と幾つかの電解コンデンサーといった使用に際し必要な最小限の消耗パーツ交換を除きオリジナルをキープした貴重な１台。

電源トランス、チョークトランス、出力トランス、リヴァーブトランスは全てオリジナル６６〜６７年の「シューマッハ製 / Schumacher (606) 」（写真参照）。RCA 6V6 pair、Telefunken GZ34 、共に当時のオリジナル。

本品については、ブラックフェイス・サウンドにとって非常に重要な役割を果たす Ajax製 BLUE MOLDED カップリングコンデンサーがまだ採用されており、内部配線のほとんどがクロスワイヤーとなっております。（この後あたりから、徐々にビニール皮膜ワイヤーへと変更 ）

外観については、ヴィンテージ品につきそれなりの経年感こそ御座いますが、過度な使用感を感じさせず、近年に至っては使用されないまま長期保管されていた様子が伺え、５６年前の物としてはクリーンな状態が維持されております。

１２インチ１発SP、２２wという近年におけるジャストなサイズ感と6V6管による「Vol６あたりからのナチュラルな歪み」の気持ち良さの出力感により、Fender フルチューブ・アンプにおいて世界的にニーズが一極集中するデラックス リバーブ。

そんな背景により「オールハンドワイヤードによるAB763回路：’64 Custom Deluxe Reverb」リリースも記憶に新しいですが、約５５万円前後とナカナカのお値段となりました。また、オリジナル ブラックフェイスのデラリバについては、国内約９０〜１００万円と価格高騰中の状況が継続しております。


この度、「ブラックフェイスと同回路の = AB763」のドリップエッジ、オリジナル度が高く良好な状態で、C/Sプライスとさせて頂きましたので「使えるヴィンテージ・デラリバ」をお探しだった方は、この機会をお見逃しなく！


掲載にあたり専門店にてオーバーホール・メンテナンスを施しておりますので、安心してお使い頂けます！


同条件で探すとなると今後ますます難しくなってまいりますので、お探しの方はくれぐれもお早めのご連絡お待ちしております！



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