商品の説明

60年代後半から70年代初めの極僅かな期間に生産されたローインピーダンス・シリーズ。ポットはデイトが70年となっています。
68年にP-90をマウントしたゴールドトップのStandard、通常のハムバッカーをマウントしたCustomが復刻。
そして翌年にはミニハムバッカーをマウントしたDeluxeが発表となるわけですが、そのデラックスと同じタイミングで新しいタイプのPUをマウントしたモデルが発表されました。
ポールピースが露出していない、それまでのギブソンでは無かったローインピーダンスPUはレスポール氏もお気に入りだった様ですね。
通常のレス ポールよりも僅かに大きいボディを採用しており、一番の違いはPUのインピーダンスが低くローノイズでミキサーに直接繋げられるという点でした。
こちらのプロフェッショナルと同時に発表されたPersonalではギターにマイクを繋げてミックスする事も出来たなど、ギターの新しい可能性を拡げるべく開発されたギターではないでしょうか。
この後にはアコースティックバージョンのLP Jumboや、LP Recordingが発表されました。

トーンコントロールはハイカットとローカットが独立しており、詳細な音作りが可能となっています。
また、ディケイドコントロールは大きな変化ではありませんが細かいニュアンスも調整可能。
3WayのトーンセレクターSWではトーンのバイパス、トーンの調整可能、プリセットトーン(トーンはバイパス)の3段階が選択可能。
本来は通常のギターアンプに接続する際にはインピーダンスを変換するトランスが必要となりますが、こちらはアウトプットジャックの手前にトランスが追加されており、通常のケーブルでそのままギターアンプに繋ぐ事が可能となっています。
ナット幅は43ミリ程のレギュラーグリップのマホガニーネック。
この時期としては一般的と言えますが、厚過ぎないグリップは弾き易いと感じる方も多いのではないでしょうか。

年代なりの演奏による小キズは見られますが目立つダメージは無く、50年以上前のギターとしては状態の良い１本。
全体にウェザーチェックが入り、ビンテージらしいとても雰囲気のあるルックスですね。
ボディのマホガニーの木目も雰囲気があり、さすがに良質な木材が使われている事が伺えます。
フレットは8割以上残っており、ネックにも気になる様な反り/ネジレなどはありません。
トラスロッドも両方向に稼働可能な事を確認しています。
電気関係も、ツマミのガリなども無く良好な状態です。
オリジナルハードケース(ハンドル交換)付属。
SWノブ、ナット、ストラップピン×2、ジャック、ジャックプレート、一部プレートなどのビスが交換されています。
ビンテージでたまにある事ですが、バックパネルに細かい彫りこみが見られます。

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