商品の説明

今回、とってもレアなイレギュラー仕様のモデルが入荷致しました。
通常はトップとバックがメイプル、サイドにマホガニー材が使用されるのが一般的ですが、今回入荷のモデルはトップにスプルースの削り出し単板、サイドにはメイプルを使用した、L-4と同じようなイレギュラースペックとなっております。
ES-125は1938年、14"1/4サイズ、ES-100のモデル名で登場したモデルで、その後リネームやマイナーチェンジを経て、1946年に16"1/4サイズ、フロントにP-90がマウントされたスタイルとなります。
トップはスプルース削り出し単板、バックとサイドはメイプル、ネックはマホガニー、指板とブリッジはハカランダ、ピックアップはオリジナルのP-90が1基マウントされております。
良く見ると全体的に違和感なくオーバースプレーされております。
またピックアップの1弦側下方にはクラックリペア痕があり、裏からパッチが当てられております。またボディ内にはES-125とスタンプが打たれてありますが、他のボディが使われたと思われ、同じパラレルブレイシングでもネックにかけてテーパーが付けられているパターンとなっております。ピックアップを外すと1弦側のブレイシングがピックアップザグリの分だけカットされておりますが、こちらはファクトリーオリジナルです。またハイポジションを演奏した際に弦がピックアップに触れる為、ピックアップの耳の部分が1弦側、6弦側共に落とし込まれております。外観上は分かりません。
トップエンドのテールピース横にはゴマ粒ほどの打痕があります。また1弦側のブリッジ下方には台座に仕込まれたスタッドを引きずった痕が確認出来ます。バック下方にはゴマ粒ほどの打痕と、浅いバックル傷が見られます。サイドのジャック付近には衝撃を与えた跡があり、ボディ内のライニングに沿って9cm程のヘアラインクラックが確認出来ます。表面だけの様子ですが、念のため接着剤が流し込まれており、実用上問題ございません。他にもサイドには細かな打痕等はありますが、綺麗なコンディションです。またヘッドの角にも細かな打痕が確認出来ます。
パーツに関してはピックガードの止めネジの交換、ペグがリプレイスメント用の物に交換されております。またピックアップカバーもオーバースプレーされております。ポットはIRC社製のオリジナルでどちらも1952年製となっており、コンデンサーもオリジナルです。
ネックは良好なコンディションが保たれており、トラスロッドもきちんと機能しております。フレットもオリジナルで調整済、高さも十分残っており弾き易くセットアップされた楽器です。
16インチサイズのフルアコースティック構造で、今回入荷のモデルはトップがスプルース削り出し単板という事もあり、通常のES-125よりも生鳴りが良くアンプに通さなくてもヴォリュームのあるサウンドで鳴ってくれます。
もちろんアンプに通したサウンドも、甘く艶のあるトーンでとても心地良いサウンドで鳴ってくれます。
イレギュラースペックのとってもレアなモデルです。お探しだった方は、ぜひこの機会にご検討ください。
重量:2.32kg 汎用のハードケース付きです。

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