商品の説明

塗装チェックがバリバリ、修理履歴もあり、大変な貫禄の17インチフルサイズの1940年代ビンテージです。長い年月を経た楽器ならではの風格がありながら、メンテナンスの行き届いた、弾き易く音の良い貴重なビンテージです。
資料によるとES-300は、1940年から制作されていて、当初は大きなオリジナルピックアップが斜めにセットされた特殊なモデルでした。
第2次世界大戦後、モデルチェンジして今回のスタイルとなり、1952年に生産終了しています。
数が少ない稀少モデルで、アメリカでも高いプレミアムの付く楽器です。
今回の楽器は、シリアル番号は無く、内部ファクトリーオーダーナンバーも消えていますので、正確な製造年は特定出来ませんが、スクリプトヘッドロゴ、P-90のスペック等から、1946年から47年にかけての戦後モデル最初期の楽器だと思われます。
見た目かなりワイルドでボロボロですが、歴代オーナーさんの手でメンテナンスを重ねて使われてきたらしい、本物ビンテージならではの雰囲気のある楽器です。
修理履歴や見た目のワイルドさから、超お買い得な特別プライスで用意しました。
トップ、サイド、バックともにメイプル、ハカランダ指板、ハカランダアジャスタブルブリッジです。
ピックアップはカバーが丸い40年代最初期スペックのオリジナルP-90です。コントロールノブはオリジナルの白っぽい初期スペックスピードノブがそのまま残っています。
オリジナルテイルピースで、ペグはビンテージレプリカに交換済み、ピックガードもレプリカがセットしてあります。ネックヒールに新しいストラップピンがセットしてあります。
ナット交換、リフレット擦り合わせ再調整済みで、低めのアクションで弾き易いセットアップです。
フレットは当時のものに近い細く低目のものです。
塗装はバリバリウェザーチェックが入っていて、大きく剥がれチップ箇所があります。バックにはベルトバックルによる塗装剥がれが目立ちます。
大変使用感があり、貫禄あるルックスです。
ジャック部分は大きく破損した跡があり、接着修理されていて、新しいジャックプレイトがセットしています。
歴代オーナーさんが修理、調整を重ねてきたことが伺われる楽器で、この楽器の歴史を感じさせる渋いルックス、人工的なレリック加工にはありえないビンテージにしか味わえない楽器です。
ナット部幅43.3ミリのレギュラーグリップネックです。
アジャストロッドはしっかりと効いていて余裕があり、真っ直ぐにセットしています。
現在フラットワウンド012弦で、12フレット上で6弦2.0ミリ、1弦1.3ミリ程度のアクションにセットしています。
かなり低目で、ハイポジションまでスムーズでバランスが良いと思います。
アジャスタブルブリッジですので、お好みで簡単に高さ調節が出来ます。
17インチフルボディーですので、生音も豊かな響きで量感のある鳴りです。
生音を生かすのでしたら、フラットワウンドよりもレギュラーワウンドの弦がお勧めです。
P-90ピックアップは甘く、艶やかでエアー感のあるサウンドで鳴ります。
枯れた17インチボディーとのマッチングで、エッジのとれたなめらかさがあり、豊かな表情のサウンドです。
見た目は気にしなくて、むしろ味だと思って楽しんでいただける方でしたら、ものすごくお買い得な破格のプライスです。
汎用のあまり綺麗では無いハードケースが付いています。