商品の説明

Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。数あるLes Paulモデルの中でも上位モデルとして長年に渡り多くのギタリスト達に愛用され続けてきたLes Paul Custom。1953年の後期にレスポールモデルの上位機種として発表され、1963年の後期には一旦SGシェイプへとマイナーチェンジし、その後1968年に再度復刻されます。またその後70年代初頭から中期にかけてパンケーキボディや3Ｐマホガニーネック、MADE IN USA刻印、スモールボリュートなど様々な仕様変更が見られ、ナッシュビル工場への移転を機に1975年以降にはペグはグローバー102Gへネック材はメイプルへと変更されていきます。

レスポールカスタムと言えばエボニーブラックフィニッシュの通称”Black Beauty”のイメージが強くありますが、ブラックカラーと対照的に稀少なレアカラーとなるホワイトのレスポールカスタムと言えば、あの伝説のギタリスト”Randy Rhoads”のメインギターに他ならないでしょう。1979年に結成し今もなお世界的に高い人気を誇るモンスターバンド”オジー・オズボーン”の初代ギタリストとして活躍しつつも、僅か25歳という若さで飛行機の墜落事故により生涯を終えました。しかしながら彼の心に残るギタープレイは何十年経っても褪せることなく、今もなお多くのギタリスト達の憧れのヒーローとして記憶に強く刻み込まれています。

今回ご紹介させて頂く一本は、日本国内の主要ディーラーの発案によりジャパンリミテッドモデルとして誕生した1974 Les Paul Customリイシュー。シグネイチャーモデルでこそないものの、そこを狙ってとしか思えないファン待望の希少な限定生産品。更に前ファーストオーナー様がコレクション目的にて大切にされてきた、ほぼ未使用となるデッドストック・ミントコンディション品になります。

まずそのスペックとしては、ランディ所有機と同じ1974年製のスペックが再現されており、ボディにはマホガニー/メイプル/マホガニーの通称パンケーキボディにて、ボディトップにはメイプル材がラミネイトされております。ネック材はボリュート付きの3PのマホガニーでネックシェイプはChunky C-Shapeプロフィール。フィニッシュには経年により焼けたクリーム色のコントラストを再現するHeavy Antique Whiteカラーを採用。続いて上位機種ならではのエボニー指板＆ゴールドハードウェア、ヘッドのダイヤモンドインレイ、ブラックパーツのピックガード＆エスカッションなど見た目にも豪華なスペックとなっております。その他としては、メタルトップのブラックウィッチ・ハットノブ、ブラックピックガード、ゴールドのGROVERチューナー等が挙げられます。細部に至っては”i”ドット無しの角ばったクローズド”o”ブランドロゴ、ホワイトのレイヤーを薄く仕上げた”Les Paul CUSTOM”トラスロッドカバー、ジョイント部も当時の仕様同様にショートテノンのセットネック構造。またこちらはライトエイジドのVOS仕様となりますが、焼けた色合いのカラーリングにマッチしたパーツのエイジングも非常に精巧で、非常に雰囲気のあるルックスにて仕上げられております。また重量も約4.35kgとレスポールカスタムモデルとしてのベストウェイトに仕上げられているところも嬉しいポイントです。

そして気になるサウンドですが、シグネイチャーモデルでなくとも、このサウンドは・・・と感じる強烈なロックサウンドをアウトプットします。ピックアップにはRandy Rhoadsシグネイチャーモデルのリリースにあたって開発・採用された”Super ’74 Humbucker”×2が搭載されておりますが、当時のオリジナルヴィンテージの刻印Tバッカーを意識したサウンドで、所謂PAFや60年代のステッカードナンバードとはカラーが異なり、元々の個体の良さも含め、オジー・オズボーン、伝説のファーストアルバムで聞ける”あのサウンド”が放たれます。力強い極太の中低域と煌びやかな高音域をもち、クリーン時には甘く広がる艶やかな美しいトーンを、ドライブ時には、一転変わって粘りのある太い攻撃的なサウンドをアウトプットします。このサウンドを聞けば80年代ロックフリークの大物ギタリストがこぞってこの年代を愛用してきたことにも頷けます。他のリイシューモデルでは決して出す事の出来ない迫力あるサウンドは、ランディファンには堪えられない最高の一本となっております。

最後に状態としては、前ファーストオーナー様がコレクション目的にて購入し、大切に保管されてきた事が伺える新品時と殆ど変わらない極上のデッドストックコンディション。通常使用におけるピッキングスクラッチやバックルスクラッチすら皆無、ボディバックに保管時についたと思われる浅く小さな軽微な打痕と塗装痩せと思われるもの、また細かなスレ程度こそございますが、外観を損ねるようなダメージは無く、フレットに至っても目立った減り無く99%コンディションとなっており、店頭展示で試奏されている新品よりも状態は良好です。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドも新品出荷時以外は未使用状態、付属品類についても認定書をはじめ、新品時の一式が揃っております（画像参照）。もちろんケースもオリジナルハードケースが付属致します。

限定生産のリミテッドラインということもあり元々の生産数が少なく、またそのサウンドの再現度の高さからも、中古市場に出てきたとしても使用感の強い個体が殆どとなります。直近の販売歴としても、パーツ交換歴のある個体や、強い使用感のある個体で75万円前後にて全て即完売となっております。今回上述の通り新品時と殆ど変わらない極上デッドストック品につき、適正価格としては85～90万円前後になるかと予想されますが、こちら前ファーストオーナー様からの多大なるご厚意もあり、ここまで状態の良い一本ながら非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。ランディーファンの方だけでなく1980年代ロックフリークを象徴する人気スペック。お探しの方も非常に多くいらっしゃるかと思いますので、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

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