商品の説明

業業界随一とも賞賛されるハンドメイドの高いクオリティ、そしてグレードの高い材や、多彩なサウンドバリュエーションをもち、ハイエンドギターブランドの中でも、その代表格となり別格視されるTom Anderson。1987年の創業となるもその名を一躍世に知らしめたのは1991年に発表された”Drop Top”モデルによるものでしょう。

今回ご紹介させて頂くのは、Drop Topモデルにクラシックスタイルのピックガードを合わせたTom Anderson社のフラッグシップモデルであり、発表当初から現在に至るまで最も高い人気を誇るDrop Top Classicモデル。こちらは4ボルト・プレートジョイントの初期製作品に加え、今では考えられない程贅沢なウッドマテリアルや人気オプションが多数採用された他とは完全に一線を画す極上品。更には23年前の製作品ながらそれを全く感じさせないハンダバージンのフルオリジナル＆奇跡のミントコンディションをキープした一本になります。

まずそのスペックとしては、珠玉と呼ぶに相応しい大粒のキルトフィギュアドが美しいメイプルをトップに、1990年代ハイエンドギターを象徴するかのような美しいトランスイエローカラーでフィニッシュ。ボディトップ外周にはトップのフィギュアドを活かしたナチュラルバインディング仕様、ヘッドもボディ同様カラーのマッチングヘッド仕様となっております。こちらはEVH系のトランスゴールドやPRSのヴィンテージイエローとも共通するカラーリングで、当時のハイエンド系ロックギターを象徴するかのうような、豪華かつ落ち着きもあるカラーリングは極上のキルトと最高のマッチングを魅せ付けます。ボディバックにはお馴染みのバスウッド材が採用されておりますが、フィニッシュはブラックのベタ塗りカラーながら、塗装下にはストレートな柾目取りかつ強い杢目が確認でき、また総重量も約3.21kgと軽量な仕上がりとなる良質な材が採用されております。続いてネックにはサウンドにも影響を与える強固なハードロックメイプルが採用されており、こちらには硬質な材の証ともなるフレックラインが多数浮かびあがり、更には美しい多数のバーズアイフィギュアドが浮かび、薄っすらながらフレイムフィギュアドも確認出来る極上過ぎるネックとなっております。更に指板のローズウッドもエボニー材の黒さ一歩手前となるコントラストが非常に強い、まるでヴィンテージギターのハカランダの様な黒々とした素晴らしい材が採用されております。その他としては、初期ならではの4点留め仕様にプレートにはブランド刻印と手書きエングラビングのシリアル、豪華なパーロイドピックガード、リセス加工の施されたフロイドローズトレモロ＆ロックナット、1 5/8”ナット幅に細身のCシェイプ、ミディアムサイズのツバ出し22F仕様、クレイドットマーカー、ブランドロゴの入ったオリジナルチューナー、勿論Buzz Feiten Tuning Systemインストール、独自のヒールレスカットや指板サイドの丁寧な仕上げと流石ハイエンドギターたる演奏性を十分に考慮した高い製作クオリティが感じられます。

サウンド面としてピックアップ配列はSSHレイアウトにて、フロントSD1R、センターSD1リアにはH3を搭載し、これぞハイエンドと感じさせる音程感のしっかりとした高品質なサウンドを放ちます。自由度の高いダイナミック・レンジと開放的な低音構成を併せ持ち、かつ粒立ちの良い高域倍音は秀逸です。クリーンでも、ハイゲインでもポテンシャルを発揮する非常に優秀なピックアップです。ローミッドの太い芯のあるサウンドも、ハイのエッジ感も文句の付けようもありません。またトムアンダーソンのお家芸とも言うべくスイッチルー＆ヴィンテージヴォイシングサーキットによって幅広くクオリティの高いサウンドメイキングを可能とし、フロイドローズトレモロのフレキシブルなアーミングプレイを可能とする点も大きな魅力の一つとなっております。

最後に状態としては、こちら2001年製と既に23年の歳月が経過していながら、それを全く感じさせない極上過ぎる状態をキープ。神経質に見渡せばボディバックのコンター周辺に経年によるウェザーチェックと思われる線状の小さな傷がいくつか見受けられますが、目立ったダメージは無く、あって当然のピッキングスクラッチもほぼ無いに等しいレベルとなっております。またありがちなピックガードの変色も殆ど無く、金属パーツも目立った錆やくすみの無い良好な状態となっております。フレット自体も大きな減りや凹み無く9部山以上となっており、総合的に年式を考慮すればミントコンディション表記に相応しい素晴らしい状態となっております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、電装関係の不具合もございません。もちろんパーツ類は全て当時のままとなるハンダバージンのフルオリジナルコンディションです。付属品としてもスペックシートに加え、その他の書類一式（画像参照）が揃っております。ケースも勿論オリジナルのブラックトーレックスケースが付属致します。

楽器業界全体の高騰もあり、Drop Top Classicについてはフラッグシップモデルながら、新品価格は3桁に迫る価格帯まで高騰しております。また中古市場としも値落ちのしない人気モデルにて、初期の4ボルト仕様に至っては年々流通も殆ど無くなってきており、市場に出ても使用感の強い個体で50万円前後となっております。今回の一本については上述の通り、希少な初期4ボルト仕様というだけではなく、他とは一線を画す極上材の採用＆人気スペックとなっており、適正価格としては60万円オーバーでもおかしくありませんが、今回前所有者様からの多大なるご厚意もあり、使用感のある個体相場すらも下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。プレイヤーの方、コレクターの方問わずしてオススメ出来る一本となっておりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。