商品の説明

エレキギターの中で最も人気が高いと言っても過言ではないGibsonレスポールモデル、中でも別格扱いされる1958～1960年製のレスポールスタンダードは通称”Burst”と呼ばれレスポールの最終形とも言われます。その頂点としてはやはり1959年製にスポットが当たり、発表から現在に至るまで衰えることのない極めて高い人気から1970年代にはリミテッドラン・リイシュー、1982～1992年にはヴィンテージ・リイシュー、そしてお馴染みのヒストリックコレクション、トゥルーヒストリックシリーズと数々の復刻モデルが発表されてきました。

今回ご紹介させて頂くのは、Custom Shopシリーズ歴代最高峰と高い評価を受ける1959年から40周年となるアニバーサリー、プレミアムイヤーの1999年に製作された1959レスポールスタンダード・フィギュアドリイシュー。更にこちらはファーストオーナー様が当時の新品販売時に数多くの同モデルから厳選した個体にて、レスポールのお手本の様な強烈なフィギュアドを誇り、25年間コレクション重視にて大切にされてきたことが伺える、交換歴無しのハンダバージン・フルオリジナルはもちろん、年式の割に非常にキレイな美品コンディション品。当時の正式モデル名としてはR9、Les Paul '59 Figured Reissueとなっており、ヒスコレ以前1990年代のリイシューシリーズの名残を感じさせるモデル名となります（当時のリイシューにはFigured TopやFlame Topのモデル名記載がありました）。

まずそのスペックとして、レスポールモデルの顔となるボディトップには、同じ1959レスポールリイシューモデルの中でもズバ抜けていると感じさせる極上過ぎる強烈なフィギュアドメイプルを採用。アーチドトップながらに薄れることなくハッキリとした強いフィギュアドフレイムは、計ったかのように正確に横方向に伸び、またそのギラつきも素晴らしく、角度によって大きな変化を魅せる3Dフィギュアドとなっております。加えてフィギュアドラインとほぼ垂直に交わるようにハッキリとした縦方向の杢目が出ており、ヴィンテージファンには堪らないルックスとなっております。フィニッシュカラーはヘリテージチェリーサンバーストとなりますが、ティーバースト系の非常に渋いカラーリングにて、極上のフィギュアドトップとのマッチングは、まるでヴィンテージかのような貫禄のオーラを放ちます。ボディバック＆ネックも厳選されたマホガニーを採用し、総重量は約3.94kgと非常に軽量な個体となっております。指板に関しても濃淡のコントラストも然り、強い黒の杢目が入ったヴィンテージのハカランダさながらの激渋の材となっております。その他としては、白すぎない絶妙な色合いのディッシュインレイ、ホーリーウッドのヘッドストックベニアにパールインレイのブランドロゴ、シルクスクリーンのLes Paul MODELロゴ、ワイヤードABR-1のチューンOマティック、チューリップボタン＆Gibson Deluxe刻印のダブルライン＆1コブクルーソンチューナー等が挙げられます。

そのルックス＆採用材だけでも1999年製が特別という事が分かりますが、本領はやはりサウンドにこそ感じられます。他とは一線を画す厳選されたウッドマテリアルにより、通常のヒスコレと比べてもサウンドの濃厚さがまるで違います。生鳴りだけでも倍音感を多く感じ取れる極上の味わいを持つトーンは素晴らしい以外の言葉が出てきません。更にプラグインを試みてみると、ヴィンテージを彷彿させるサウンドの奥行きを感じさせ、今までのヒスコレは何だったのかと思ってしまうほどの極上のトーンを放ちます。個体としては約3.94kgと非常に軽量ながらもこれぞレスポールの魅力だと感じさせる図太いコシ、粘りのある極上のレスポールサウンドをご堪能頂けます。ピックアップにはオリジナルの57Classicが搭載されておりますが、特にクリーン～クランチが異常なまでに味わい深く、中低域は太く芯がありながらパワーと繊細さを併せ持ち、高音域は細かなピッキングニュアンスも全て煌びやかな魅惑のトーンを奏でてくれます。ピックアップ単体の傾向も近年の57Classicよりも枯れたニュアンスを含みます。オーバードライブ時にはズバっときまるエッジ感ありながらも音の芯をシッカリ残し、様々なジャンルに対応するオールマイティな一本へと仕上げられております。

最後に状態としては、神経質に見渡せば全体的に僅かなスレやポツ打痕、ボディバックに線状のバックルスクラッチが多少入っており、指板面ローフレット付近に極薄のスキャロップ状の使用感、また金属パーツはVOS仕様のような経年変化が見受けられますが、それでも25年前の製作品という事を考慮すれば、明らかに目立ったダメージや、ウェザーチェッキングも無く、塗装のツヤもキレイに残っており、ニアミントとまではいかないものの、年式の割に非常にキレイな極上美品コンディションとなっております。ありがちなコントロールノブ内のクラックもございません。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスの余裕も左右ともにシッカリと残っており、フレットも目立った凹み無く8～9部山残っており、もちろん電装関係の不具合もございません。パーツ類は全て当時のままとなるハンダバージンのフルオリジナルです。付属品としては認定書の欠品がございますが、その他一式が揃っております。（画像参照）ケースはオリジナルハードケースが付属致します。※認定書については別保管されていた為、現在ファーストオーナー様に探して頂いておりますが、付属はお約束出来ないものとなります。

ヒストリックコレクションの歴史の中でも40周年アニバーサリーであるプレミアムイヤーの1999年製については完全に別格となっており、年々高騰を続ける高いプレミア性を誇ります。現在の相場感としては使用感のありパーツ交換歴のある個体でも120万円前後、フルオリジナル＆美品で140～150万円前後となっております。今回こちらの個体については極上のウッドマテリアル、軽量個体、ワンオーナーのフルオリジナル品に加えて、年式の割に非常にキレイな極上美品コンディションながら、前ファーストオーナー様からのご厚意もあり、パーツ交換歴や使用感のある個体相場と変わらない非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。今後の更なる高騰も予想され、この価格帯でここまでの一本を入手する事は今後不可能と言っても過言ではありません。間違いなく早期の売約が予想されますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。

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