商品の説明

レギュラーと差別化を図るべく、厳選された材と選ばれたビルダー達によって現在もなお昔ながらのハンドクラフト製法と、徹底的に追求したヴィンテージの知識から製作されるCustom Shopライン。またGibson Custom Shopの立ち上げメンバーであり、Historic Collectionシリーズの開発プロジェクトリーダーとして尽力したTom Murphy。その数々の実績の一部として、ジミーペイジ、エリッククラプトン、スラッシュ、ジョーウォルシュ、ビリーギボンズ、ジョーペリー、ピーターフランプトン、ディッキーベッチ、ゲイリーロッシントン等々、多くのレジェンドギタリスト達のモデルのエイジングにも寄与しています。そのTom Murphy監修の元、2021年にはGibson Custom Shop内にてMurphy Lab Collectionシリーズが立ち上げられ、トムマーフィー自らが選び任命した、Gibson社内でも特別Aged加工や塗装技術に優れたビルダー7名によって新設されたラボで科学的検証に基づく最新の技術を駆使して、ヴィンテージギター同様のルックスとプレイフィーリングを復刻すべくエイジングが行われます。

今回ご紹介させて頂くのは、そのCustom Shop Murphy Lab Collectionラインより、日本限定にてオーダーされた特別なJapan Limitedモデル。ベースとなるのは”Burst”の別名を持つエレキギターの頂点となる1959 Les Paul Standardモデルにて、こちらは現地ナッシュビルファクトリーにてハンドセレクトで厳選された極上材の採用、本モデルの為の特別なフィニッシュカラー、そしてマーフィーラボによるオリジナルヴィンテージとも遜色ないリアルなエイジドが施された『究極のヴィンテージ・クローン・シリーズ』。更にこちらの一本に関しては、新品販売当時にコレクター様が都内楽器店にある個体の殆どを実際に見た上で厳選して選ばれた他とは完全に一線を画す一本。加えて新品購入時より店頭試奏を除いて未使用となる完全新品同様のデッドストックミントコンディション品となります。

まずそのスペックとして、レスポールモデルの顔となるボディトップには、オリジナル”Burst”を再現すべく、ナッシュビルファクトリーにてハンドセレクトで厳選された現存する最高峰のメイプル材を採用。強烈なまでに3Dに波打つワイルドな霜降り系のフィギュアドフレイムは見る角度によって変化するレンジが非常に広く、また荒々しく太い杢目で浮かぶフレックラインも併せて、同モデルの中でも完全に一線を画すヴィンテージレスポールに採用された材と全く遜色のない素晴らしい材となっております。そこに施されたカラーリングは、通常ラインナップにはない“Green Lemon Fade“が採用されておりますが、経年によるサンバーストの赤がフェイドしたレモンドロップカラーと外周部分のみ緑化するグリーンバーストを併せた、オリジナルにも存在する激渋のカラーリングを見事なまでに再現しております。ボディバック＆ネックにはレギュラーラインとは大きな格差を感じさせる極上のマホガニー材が採用されておりますが、その美しい杢目や角度によってギラつくニュアンス、またフィニッシュカラーも経年により赤がフェイドしていく様をリアルに再現しております。総重量も約3.95kgと軽量ながらにサウンド面も考慮したベストウェイトに仕上げられております。指板にはインディアンローズウッドが採用されておりますが、こちらもヴィンテージのハカランダ指板を意識した、非常に黒々としたコントラストとシッカリと杢目の詰まった硬質な材が採用されており、ルックス面＆サウンド面ともに大きな恩恵を与えてくれます。そして極めつけはこのエイジド加工ですが、Gibson Custom ShopとTom Murphyの長年の研究・開発の賜物ともいえるヴィンテージ同様のナチュラルかつ高密度のウェザーチェッキング、実際に半世紀以上弾き込まれてきた個体を完璧に再現したリアル過ぎるエイジドワークも相まって、『究極のヴィンテージ・クローン』と呼ぶに相応しい唯一無二の最高の一振りに仕上げられております。そのTrue Historicから受け継がれてきたパーツ類や、日々成長を続けるHistoric Collectionの最新スペックを採用するなど、全てにおいて一切の妥協の無い最高のレスポールモデルとなっております。

そしてなんといっても気になるサウンド面ですが、この究極のルックスにシッカリと応える究極のレスポールサウンドを持った一本となっております。まず生鳴りからいってハンパじゃなく、オリジナルバーストを彷彿する激鳴りの個体！生鳴りだけでも倍音感を多く感じ取れる極上の枯れたヴィンテージトーンは素晴らしい以外の言葉が出てきません。更にプラグインを試みてみると、これが”Burst”と呼ばれる’59レスポールサウンドであって、今までのヒスコレは何だったのかと思ってしまうほどの極上のトーンを放ちます。ピックアップにはオリジナルPAFを高い次元で再現するCustom Bucker Alnico Ⅲハムバッカー×2を搭載。オリジナルBurst同様にクリーン～クランチが異常なまでに味わい深く、中低域は太く芯がありながらパワーと繊細さを併せ持ち、高音域は細かなピッキングニュアンスも全て煌びやかな魅惑のトーンを奏でてくれます。またオーバードライブ時にはズバっときまるエッジ感ありながらも音の芯をシッカリ残した最高の武器となります。スペック＆ルックスにも驚かされましたが、サウンドこそ『究極のヴィンテージ・クローン』と称されるのに相応しい一本だと感じさせます。また新たに搭載されたバンブルビータイプのペーパーオイルキャパシタやヴィンテージカーブを追及した500KのCTSポットが採用され、通常の500kΩポットと比較しても、ボリュームを絞った際に極端に高域が削られることなく、手元の操作でクリーンサウンドからドライブサウンドまでを自在に操ることができます。10～6のメモリまでは歪みが維持され、6～1にかけて滑らかにダウンしていくことで、ボリュームコントロールの加減によって表情豊かなプレイを可能とします。

最後に状態としては、前ファーストオーナー様が新品購入より未使用にて大切に保管されてきた為、新品時と全く変わらないデッドストックコンディションをキープ。エイジドモデルにつき判断が難しくありながらも、明らかな後付けダメージは皆無。フレットも99%残っております。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの初期調整時以外は未使用、付属品についてもMurphy Labの特別な認定書を含め、新品時の一式が揃っております。