デジマート・マガジン > 特集 > JIM&滝 善充のロックスミス体験レポート!パート2

ギター本体とゲーム機を付属のリアルトーン・ケーブルで接続するだけで、本格的な音楽ゲームを楽しむことができる画期的なソフト“ロックスミス”(プレイステーション3/Xbox360専用ソフト)。ロック/ブルース/メタル/ポップスの名曲をリアルなサウンドで楽しみながらギターをプレイできる画期的なアイテムだ。前回のパート1に引き続き、ロックスミスの魅力をJIM(THE BAWDIES)と滝 善充(9mm Parabellum Bullet)の体験レポートを交えて紹介していこう!

現在絶賛発売中の本格音楽ゲームソフト
本物のギターをゲーム機に繋いでプレイ!『ロックスミス』

ロックスミス

▲写真のように本物のギターを使って楽しめる、本格的な音楽ゲームソフト『ロックスミス』。

 本物のギターとゲーム機を付属のケーブルで接続するだけで、本格的な音楽ゲームを楽しむことができるソフト“ロックスミス”(プレイステーション3/Xbox360専用ソフト)。遊び方はとてもシンプルで、テレビから流れてくる音楽と画面に流れてくるタブ譜に合わせてギターを弾くだけ。収録曲は1960年代から最新のヒット曲まで51曲を網羅、また70曲以上のダウンロード配信楽曲も提供されている。

 ロックスミスはプレイヤーの腕に合わせて難易度が自動で変化するシステムを採用しているので、ギター初心者が難しすぎて途中で投げ出してしまうこともないだろう。基本コードやテクニックを解説ムービーで学べるミニ・ゲームも充実しているので、上達を目指したいプレイヤーにはおすすめだ。

 今回はロックスミスのプレイ・モードをより深く紹介するとともに、JIMと滝の体験レポート・パート2では引き続きロックスミスの魅力を語ってもらった。

『ロックスミス』のゲーム・システムや基本情報はパート1でチェック!
パート1ではロックスミスのゲーム・システムや遊び方を紹介中。JIMと滝のファースト・インプレッションも要チェック!

プレイヤーを引き込む多彩なゲーム・モードが魅力
ミニ・ゲームで練習してジャーニー・モードでバンドを成功に導こう!

ロックスミス

▲ミスなくプレイすれば、画面に映るオーディエンスが大きな歓声を上げ、ノリノリで踊ってくれる。バーチャルながらリアルな臨場感を体感することができる。

 成功を収めたビッグ・バンドの軌跡をたどるようなストーリー・モードは要注目!最初は小さなライブハウスでしか演奏できないが、自身のレベルアップとともにホール、アリーナ、野外スタジアムというように会場の規模が段々と大きくなっていくのだ!(会場に合わせてリバーブの種類が変化するという細かいポイントも◎)実際にステージに立って観客の前で演奏しているようなゲーム画面も秀逸で、プレイヤーがミスなく見事な演奏を披露すれば集まった観客がノリノリで踊り始め、大きな歓声と拍手でこたえてくれる。ハイスコアを叩き出せばアンコール/ダブル・アンコールが起こるなど、ギタリストの心をくすぐるニクい演出に、弾き手のテンションもアガりまくることだろう。

 また楽曲を選んだ段階で、自動的に原曲をシミュレートしたサウンドに設定してくれるのもうれしいポイント!よりレジェンド・ギタリストになりきって気持ちよくプレイすることができるだろう。自分のオリジナル・サウンドを作りたい人は、豊富に用意されたアンプ・ヘッドやスピーカー・キャビネット、各種エフェクト・ペダルなどを駆使して本格的かつマニアックなサウンドメイクを楽しむことも可能だ。

さまざまなアンプやエフェクター、マイキングなどを組み合わせてオリジナルのサウンドを追求できるのもうれしい。また、用意されたシミュレーター機材は、ギタリストに馴染みのある筐体を模している。こんなところもプレイヤー心をくすぐるポイント。

 さらにスケールやコードを練習できるミニ・ゲームや実演映像とともにテクニックを伝授してくれるレッスン・パートも充実しているので、ギターを弾いたことのない初心者でも楽しみながら基本を学んでいけることだろう。また収録テクニックも、チョーキング、ハンマリング・オン、スライド、ハーモニクス、プリング・オフ、トレモロなど、思いつく限りの奏法技術を幅広く網羅している。

 上手に弾けるとゲームの難易度が自動的に調整されるため画面に表示されるポジションもどんどん増えていき、最終的に完コピ譜面までたどり着けるような“ やりこみ要素” を備えているのもポイントだ。自分の腕に合わせて難易度が変化するシステムなので、ギターを始めたばかりの初心者から上級者まで満足して遊ぶことができるだろう。しかも弾き終わったあとに自分のプレイがプレイバックとともに点数表示されるので、高得点を目指しているうちに自分のギター・テクニックも知らず知らずのうちに上達していることだろう!

 

初心者にもわかりやすい動画での実演を交えて、ギター奏法のテクニックを学ぶことができる。覚えたテクニックは画面を流れてくるタブ譜上でもわかりやすく表示される。

 

ベースをリアルトーンケーブルで繋げば、ベースでもプレイ可能!インターフェースもスコアもベース向けにアレンジされているほか、ギターを使ってベースモードを楽しむことも可能だ。

 

リアルトーンケーブルを2本用意すれば、ギターまたはベースと2人同時プレイが可能!

 

『ロックスミス』をさらに詳しく知ろう!
Ubisoftのウェブサイトでは、熱い注目を集める『ロックスミス』が体験できる全国キャラバンのスケジュールや開発者インタビューをチェックできる。またゲーム機とテレビの推奨接続方法や、最新のダウンロード楽曲も紹介中だ。

これからギターを始める人におすすめ!
JIM&滝's Playing Impression・パート2

前回に引き続き、JIMと滝にロックスミスをプレイした感想を語ってもらった。

JIM

自分のペースで完コピ目指せるのでゲームがプレイヤーを置き去りしている感じはしませんね。───JIM

●何曲か弾いてもらいましたが画面に流れてくるタブ譜を観ながら演奏するゲーム・システムはいかがですか?
JIM:表示された指板に合わせて音が流れてくるってインターフェースもよく考えられていると思いましたね。今でもCDに合わせてギターを弾いたりするんですけど、ロックスミスはギターの部分だけ抜いたオケをゲーム側で用意してくれた感じなのですごくうれしい。しかも自分のレベルに合わせてフレーズも段々難しくなっていくシステムなので、自分のペースで完コピを目指せる。ゲームがプレイヤーを置き去りしている感じはしませんね。
滝:私は大人になってからタブ譜をあまり読まなくなったので、曲をコピーする時にフレットの数字で覚えないんですよね。そんな生活が長かったんで最初はかなりテンパリましたけど(笑)、この動くタイプのタブ譜はギターを練習するにはもってこいなんじゃないですかね。
JIM:チョーキング、スライド、ハンマリングとか細かいニュアンスを表現するための奏法まで画面に表示されるんですよね。しかもわからなかったら模範ビデオが入っているから学習することもできる。デモ演奏を映像と一緒に観られるのは初心者にとってはわかりやすい。
滝:ギターを始めようって思ってもぶっちゃけ最初はどうやって練習したらいいかもわからないじゃないですか?もちろん“ドレミファソラシド”やCとかFのコードから始めるんですけど、それよりもっとギターを楽しみながら練習できると思います。
JIM:しかも、1曲弾いたあとに演奏を再確認できるプレイバック機能も素晴らしい!
滝:プレイバック機能は最高ですね。自分のプレイをチェックするというのはすごく大事ですから。

●内蔵されたアンプやエフェクター・シミュレーターのサウンド・クオリティはいかがですか?
JIM:驚くほどエフェクターやアンプのモデリングがシッカリとしているから、ちゃんと“ギターの音”が鳴るんですよね。すごい!
滝:マルチエフェクター機能は細かく設定できるのがすごく良いなと思って。昔、私がエフェクターを勉強したマルチはロックスミスに比べるとウルトラなんちゃってだったなと。かなり良い状態でエフェクターやアンプを勉強できるし、リアルな音で経験できるのが非常にうらやましい!

滝 善充

やり込むことで超絶ギタリストになれると思う(笑)。───滝 善充

●それらを組み合わせて、自分のオリジナル・サウンドを作り込めるのもポイントですよね。
JIM:モデリングで表示される製品のルックスも、特徴的な見た目を再現しているのでニヤリとすると思いますよ。ギタリスト心を刺激される(笑)。
滝:そうそう。“ソプラーノ” ってアンプ・モデルとかね(笑)。
JIM:しかもアンプに立てるマイクの種類まで選べるのはビックリしました(笑)。

●どんなギタリストにお薦めですか?
滝:これからギターを始めてみたい人はオススメですね。あと我こそは最強のゲーマーだという人は、やり込むことで超絶ギタリストになれると思います(笑)。
JIM:以前コピーしたことのある曲をやる楽しさもありますし、まったく知らない曲にチャレンジするというのもまた楽しいですね。しかも“弾けなくても楽しい” です。
滝:ロック/メタル/パンク/ブルース/ジャズってジャンルを問わずいろんな曲が弾けるので自分のプレイの引き出しが増えるだろうし、ネタが増えますね。
JIM:そうそう。曲作りにも生かせると思う。それぞれのジャンルで押さえとかなきゃいけない曲は入っている感じですね。しかも曲の中で弾きたいセクションを選んで、そこだけリピートで練習することもできるのもうれしいポイントなんじゃないかな。ギターを弾いている人間からしたら“こういう機能があったらいいなぁ” っていうところがちゃんと入っているんですよね。かゆいところに手が届く感じがうれしいですよね。