Backyプロフィール

【Backy プロフィール】

ばっきー●1969年生まれ、神奈川県出身。YUIのバック・バンド、e.u.Bandでベースを担当し、ほかにもKinki Kidsや橘慶太、さらにSASEBO BROTHERSやVelvetSpiderのメンバーとしても活躍する長身ベーシストだ。俳優として映画やテレビ・ドラマへの出演歴を持つ。


従来の問題点を克服したRelayの革新性

 プロ、アマを問わず多くのプレイヤーに愛用されているワイヤレス・システムの魅力は、何と言ってもシールド・ケーブルのことを気にせずにステージを動き回ったり、派手なアクションを自由にキメたりできることだろう。その一方で、これまでの製品はアナログ方式で作動していたので、いくつか妥協しなければならない問題点があったことも事実である。例えば、電波を送る際に必要なコンパンダー(音を圧縮する機構)のために起こる音ヤセ、サステインの減衰や伝送距離が長くなるほど起こる音質の低下、音の立ち上がりの遅れや外部から拾ってしまうノイズ、さらにほかの電波の干渉による音の途切れなどが挙げられる。特にベースで使用するとなると、周波数特性が狭いことから低音の劣化を免れられなかったのは大きな事実だ。
 それらの問題を解消したのが、革新的なデジタル方式のワイヤレス・システム、LINE 6 Relayである。このRelayは独自のVWT(Virtual Wire Transmission)テクノロジーを採用することで、高品質のケーブルに匹敵するフル・レンジの周波数特性とワイドなダイナミック・レンジを確保している。
 さらに独自のDCL(Digital Channel Lock)テクノロジーが、テレビ局や携帯タワーなどの強力な電波発信源による干渉を、2.4GHzブロードキャスト通信により自動的に排除してくれるので、トランスミッターからレシーバーまで、音がスムーズに届くようになっている。しかも、Relayからの距離が1メートル足らずであっても、通信可能範囲ギリギリであっても、音質の変化がない。また、レイテンシーが少ないのも大きな魅力で、シールドでつながっていないことを忘れてしまうほどだ。ほかにも従来のアナログ・システムは海外で使用するにあたって、電波使用に際して許可が必要であったりと障害があったが、Relayは世界共通で免許なしに使用できる、2.4GHz帯を採用している。
 独自のデジタル技術を導入することにより、従来の問題点を克服したRelay。高い技術が凝縮されたこのコンパクトな製品が、次世代ワイヤレスの標準機となる可能性は充分にある。

より詳しいLine 6 Relay ワイヤレス・システムの製品情報、Backyによる詳細レビューや、開発者インタビューは、ベース・マガジン 2011年9月号をご覧下さい!

本製品についての詳細は、ベース・マガジン 2011年9月号で!

LINE 6 Relay 低音に強いワイヤレス・システム

ベース・マガジン 2011年9月号の詳細はこちら