マーシャルJVMシリーズを狙ったJVMと多様性に富んだMorbid
伝統とモダンが融合したドイツ産歪み2モデル!

WEEHBO EFFEKTE JVM Drive/Morbid Drive

[ディストーション/ディストーション]   価格:共に36,750円この商品を探す

▲WEEHBO EFFEKTE JVM Drive/Morbid Drivel

 WEEHBO EFFEKTE(ヴェーボ・エフェクテ)は、2008年にドイツで創業したハンドメイド・エフェクターの個人工房。ラインナップはすべて歪みペダルだが、モデル名からも古今東西の人気アンプの、つまり真空管による歪みの再現に力を入れていることがわかる。
 JVM DriveはマーシャルJVMシリーズを狙ったモデルで、マーシャル的なOD1とより過激なOD2という2つのモードを搭載。中域をシフトできるので、スッキリしたモダンな歪みも作り出すことが可能だ。
 一方のMorbid Driveはリズム/リードの2チャンネル式で、中域のシフトに加え中低域から400Hzまでを調整できるDEPTHも搭載した多様性に富んだディストーション。両者とも電圧の昇圧スイッチを搭載しており、余裕のあるレンジで使用することができる。

NOMURA's IMPRESSION

“共通して言えるのは通すだけで音が太くなる”

野村:JVM DriveもMorbid Driveも、共通して言えるのは通すだけで音が太くなるっていうことだね。JVM Driveは、“ブリティッシュ・ディストーション”っていう言葉通りですごく暴れん坊。音のツブ立ちがいいし、コードをかき鳴らす時に使っても気持ちいいね。コード弾きだと、この歪みの良さや音の厚みがわかると思う。もちろんソロを弾く時に使ってもバッチリで、真空管アンプを歪ませた時のようなピーク、ハイが少し押さえつけられているような感じが上手く出ているよ。ただ、OD1とOD2の切り替えは、セッティングにもよるんだろうけど、あまりガラッと変わるっていう感じじゃなかったな。OD2のほうが少しギラッとくる感じかな。
 一方のMorbid Driveは不良な音だね。弾く時に戦闘態勢に入るのは、JVM DriveよりMorbidDrive。もっともっとボリュームを上げたくなるね。リズム用とリード用の2つを切り替えられるけど、単音に太さがあるからソロ向きかもしれない。JVM Driveは、単体の歪みエフェクターというよりアンプの歪みシミュレーターみたいなニュアンス。Morbid Driveは太いディストーションというイメージですね。

▲WEEHBO EFFEKTE JVM Drive/Morbid Drive

▲JVM Driveは、MID FREQスイッチで中域の中心周波数帯をロー/ハイから選択可能。

▲Morbid Driveもミドルを2段階で選択可能。DEPTHツマミと合わせて多彩な歪みを作れる。

[SPECIFICATIONS]
【JVM Drive】●コントロール:LEVEL、BASS、MIDDLE、MID FREQ(LOW/HIGH)、TREBLE、GAIN、INPUT ●備考:OD1/OD2切替スイッチ搭載
【Morbid Drive】●コントロール:LEVEL、DEPTH、TREBLE、MIDDLE、MIDRANGE(LOW/HIGH)、BASS、GAIN ●備考:RHYTHM/LEAD切替スイッチ搭載
【共通】●入出力:イン、アウト ●備考:DYNAMIC(9V→18V昇圧)スイッチ搭載 ●電源:ACアダプター(9VDC、センター・マイナス)●サイズ/重量:120(W)×95(D)×55(H)mm/360g ●価格:36,750円