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BOSSのMEシリーズにニュー･フラッグシップ･モデルが登場！より高音質でより扱いやすいスーパー･マルチ
BOSS
ME-80
BOSSのME-80は、サウンド、使いやすさ、コンテンツをさらにブラッシュ・アップしたMEシリーズのニュー・フラッグシップ・モデルだ。早速、サウンドをチェックしてみた。
まずは、オフの素の音から、順番にアンプ･モデリング、オーバードライブ、ワウをオン。……なるほど、これはわかりやすくて良い。普段、コンパクト・エフェクターを直列で数個使うだけということが多い私でも、それと同じ感覚で操作できる。小型で上下に動く８つのスイッチも、踏みにくいということは全くない。
試奏の場では音を作り込む時間はなく、パッケージから出した本器をつないでさっと弾いただけなのだが、プリセットされた音の一つひとつがナチュラルだ。一部のマルチ・エフェクターに感じられる、痩せた、ライン臭さのようなものは感じない。実際に購入して作り込んでいったら、間違いなくここで聴けるサウンドよりもいい音が出せるだろう。
コーラス系、ディレイ系を試した後、アンプ・モデリングを一通りチェック。ME70では６タイプだったが、本機は８タイプになっている。ストラトの鈴なり感を再生したコンボ・タイプのものから、スタックの音圧を感じるタイプまで、COSM技術でどれもうまく再現されている。これは、使えるという印象だ。ここでもモデル切り替えのつまみをさっと回しただけでこの音なので、自分のギターに合わせて作り込めばさらに良い音が期待できる。音色ライブラリ『BOSS TONE CENTRAL』にダイレクト・アクセスすることができ、プロが作り込んだ音色も簡単に手に入れられる。
フラッグシップ・モデルといっても高級オーバードライブ１台よりも安い。マルチの購入を検討している人、これは買いでしょう。
※使用アンプ：Fender 68 Custom Deluxe Reverb
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BOSS / ME-80
Specifications
●パッチ：36（ユーザー）＋36（プリセット）●ペダル：ペダル・スイッチ×8、エクスプレッション・ペダル●コントロール：【プリアンプ】タイプ、ゲイン、ベース、ミドル、トレブル、レベル【EQ／FX2】タイプ、ベース、ミドル（RATE／タイム）、トレブル（デプス／FB）、レベル【リバーブ】リバーブ・タイプ【コンプ／FX1】タイプ、FREQ／ロー、Dレベル／ハイ、Eレベル／レベル【OD／DS】タイプ、ドライブ、トーン、レベル【MOD】タイプ、アッパー（RATE／キー）、ロウアー（デプス／ハーモニー）、Dレベル（Eレベル／レゾナンス）【ディレイ】タイプ、タイム、フィードバック、Eレベル●入出力端子：インプット、アウトプット（R、L／MONO）、RECアウト／フォンズ端子（ステレオ・ミニ・タイプ）、AUXイン、USB端子、DCイン●ディスプレイ：7セグメント2桁LED●電源：単三電池×6、ACアダプター●外形寸法：447（W）×231（D）×91（H）mm●重量：3.6kg
価格：オープン・プライス
製品情報・問い合わせ：ローランド／BOSS
デジマートで在庫と価格をチェック[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也（いどぬま・なおや）
大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター／エディターの2本立てで活動中。
