Positive Grid Spark LIVE meets Toshiki Soejima & Naho Kimama
- 2024/12/13
VOX / Starstream Type 1
特集記事「VOX Starstream Type 1の実力をwowaka(ヒトリエ)が徹底検証!」もチェック!
(2016年5月26日追記)
エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、シンセサイザーなど、幅広いレンジのサウンドを実現し、新たなアプローチを可能とするギター・シンセStarstream Type 1が登場。本機は、新開発のAREOS-Dシステムを採用。9種類のインストゥルメント・バンクには、それぞれ3タイプのバリエーションを内蔵しており、コントロール・ノブを操作するだけで、計27種類のインストゥルメント・モデルを自在に操ることができる。加えて、ユーザー・バンクを2つ装備し、最大6種類のフェイバリット・サウンドをメモリー可能。
エレキ・ギターのバンクには、シングルコイル、ハムバッキング、エレクトリック12弦ギターなどを内蔵。各ギターのピックアップの位置や、ボディの共鳴、弦や電子パーツなどの要素を入念に解析し、VOX独自のマグネティック・ピックアップとAREOS-Dシステムにより、リアルなサウンドを精緻に再現する。アコースティック・バンクには、スモール・ボディ、ラージ・ボディ、12弦やナイロン弦などのモデルを内蔵。コンポーネンツやトーンなどの回路を忠実に再現し、ピエゾ・ピックアップで細かなニュアンスも余さず表現できる。
アコギ/エレキだけに留まらないのが、Starstream Type 1の特長だ。Otherバンクにはバンジョーやシタール、リゾネーター・ギターを、Specialバンクには、シンセ、ベース・シンセといったシンセサイザー・バリエーションや、オルガンのような持続音が得られるサステイン・モードを内蔵している。開発中に入念なリサーチを行ない、「ギターでシンセ・サウンドを演奏し、リアルタイムでコントロールしたい」という多くのプレイヤーの声を考慮。一般的なピッチ−MIDI変換によるトラッキングではなく、高性能DSPと弦からの情報を高精度でチューニングすることにより、これまでのギター・シンセで見られたトラッキング・エラーや音程ミスの心配がなく、かつてない心地良さでプレイできるようになっている。さらに、ディケイとアタックを同時にコントロールしたり、ベース・シンセでは、エンベロープとフィルター・レゾナンスのコントロールを同時に行なえる。
また、各モデルのエフェクト量を素早く簡単に変更できるコントロール・システムも使いやすい。エフェクトのオン/オフに加え、クリーン・トーンやクランチ、フルアップしたディストーション・サウンドなどを演奏中にコントロール可能。ドライブ/リバーブをオン/オフするFXボタンはLED付きで、視認性にも配慮されている。さらに、ライブやレコーディングなどで使用する標準ジャックのアウトプットに加え、パーソナル・モニタリングやトレーニングに便利なミニジャック仕様のヘッドフォン・アウトを装備しているため、深夜の自宅練習でも活用可能だ。
なお、幅広い音色をよりリアルに、深みのあるものにするよう、材質にもこだわっている。ボディには、温かみある鳴りと豊かなサステインが魅力のマンゴー材を、指板にはローズウッドを採用。またネックには、粒立ちの良いアタックやバランスの良いサウンドが特徴のハード・メイプルを採用している。そして何と言っても、この先進のエルゴノミクスを採り入れたユニークでインパクトのある鋳造フレーム構造! この斬新なルックスは見かけ倒しではない。三次元カーブを描いたフレームは、幅広い演奏スタイルに対応するよう考えられたもので、従来の木製ボディでは不可能だったプレイヤーとの一体感を実現。さらに、スムーズなネック・グリップ、ハイポジションでの演奏性の高さ、バランス性、使いやすいトレモロ・システムを採用。立って弾いても座って弾いても、また長時間演奏しても、疲れることなく正確なピッキングを継続できるのだ。また、カラー・オプションは、2系統のボディ・カラーと、ブラックまたはメタリック系のフレーム・カラーの組み合わせによる計5種類がラインナップ。
幅広い音色を1本のギターで実現したい、でもサウンドを深く追求したいというギタリストの要望に見事応えた多様性が際立つギター、Starstream Type 1。ライブでさまざまな楽器のサウンドを必要としている人や、新しい表現を求めている人など、あらゆるギタリストにオススメだ。