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- 2024/11/16
Jim Dunlop / CBM95 Cry Baby Mini Wah
ポット(可変抵抗器)をペダルで操作することで周波数ポイントを動かし、音色を自在に操ることができるワウ・ペダル。非常に原始的な回路ながら、誕生から半世紀経った現在でも基本的な構造は変わらずに支持され続ける理由は、やはりプレイヤーの感性をダイレクトに伝えることができるその"表現性"に他ならないだろう。
ファズと並びエフェクターとしては古い歴史を持つワウ・ペダルだが、その中でもワウの名機として君臨し続けているのが、言わずと知れたクライベイビー。会社の合併やモデル名の商標問題などで、年代によって生産地や名称は異なるが、現在のジム・ダンロップに商標を譲渡するのが1967年。それ以降はご存知の通り、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンといった偉人たちが愛用し、確固たる地位を確立している。
現在、スタンダードなモデルとして535Q Cry Baby Multi-Wah/95Q Cry Baby Wah Wah/GCB95 Cry Baby/GCB95F Cry Baby Classic/105Q Cry Baby Bass Wahの5機種、シグネチャー・モデルとして12機種がラインナップしているが、この度、他モデルとまったく異なるコンセプトのCBM95 Cry Baby Mini Wahが誕生した。
サイズを大幅に縮小しており、GCB95 Cry Babyの外形寸法が100(幅)×250(奥行き)×63(高さ)mmなのに対し、CBM95 Cry Baby Mini Wahは80(幅)×132(奥行き)×63(高さ)mm。踏み込みやすさを確保するために、高さはそのままで幅を2割減。奥行きに関してはほぼ半分のサイズに。重量もGCB95 Cry Babyの約1.7kgに対し、本機は約440gと4分の1に軽量化。底面も平らになっており、サイズ感を含めペダルボードへの組み込みも余裕だ。
サイズだけではない。インダクターは伝統のファセルで、トゥルーバイパス・スイッチを搭載。さらに、内部スイッチでボイシングをロー/ビンテージ/GCB95から選択することが可能となっている。電源は、乾電池(006P)または9V ACアダプター。サウンドはそのままに、ダウン・サイジングを実現したCry Baby Mini Wah。ワウがさらに身近なエフェクターになりそうな予感だ。発売は4〜5月を予定!
価格:¥18,000 (税別)