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今剛がナッグス・ギターズを試奏レポート・Vol.3/スペック・チェック&スタッフ・インタビュー
かつてPRSプライベート・ストック部門を立ち上げその価値を牽引し、ギター製作家として豊富な経験を持つジョー・ナッグスによる新ブランド、Knaggs Guitars。全3回にわたって同ブランドの魅力を紹介してきた本連載もいよいよ最終回を迎える。第3回目は、ジョーの片腕としてKnaggs Guitarsを支える主要スタッフのインタビュー、同ブランドならではのスペック面、そして今剛による試奏レポートをお届けする。
連載第1回はこちら:『今剛がナッグス・ギターズを試奏レポート・Vol.1/ナッグス・ギターズとは?』
連載第2回はこちら:『今剛がナッグス・ギターズを試奏レポート・Vol.2/ナッグス・ギターズ工房レポート』
Products & Guitarist's Review 〜製品レビュー&今剛試奏レポート
第1回と第2回ではソリッド・ギターを紹介したが、今回はセミアコ構造を持つSheyenneとフルアコ構造のChenaの2機種にスポットを当ててみよう。今剛による試奏レポートも大いに参考にしてもらいたい。
Influence Series: Sheyenne Tier 2
前2回に渡って紹介したエレクトリック・ソリッドのほか、Knaggs Guitarsではアコースティック・ギターや今回紹介する箱ものギターも手がけている。北米を流れる河川からその名を取ったSheyenneは、一体型ブリッジ&テイルピースを採用したインフルエンス・シリーズの1本で、中空構造のボディを持ったセミアコ・タイプだ。マホガニーのセンター部をカーリー・メイプルのトップ&バックで挟んだ構造だが、杢目の鮮やかさ、ウィンター・ソルスティスと名付けられた淡い色味、メイプルを塗り分けした疑似バインディングなどに同ブランドの美学が表われている。また、セミアコ構造ではあるが、センター・ブロックがボディ・エンドまで延長されておらず、よりトップ板の振動を生かしたデザインとなっているのは、常に新しいアイディアを盛り込む同ブランドらしい試みと言えるだろう。トップ&バックの滑らかな曲面からも、Knaggs Guitarsの繊細かつ丁寧な仕事ぶりがよくわかる。ネック・スケールはKeyaやKenaiと同じく24.75インチ。“63”とタイプ分けされたネック・グリップは、幅はKenaiと同サイズながらやや薄めの握りとなっている。エボニーの化粧板を張られたヘッド部に搭載されるペグは、ゴトー製のウェバリー型オープン・バック・タイプを採用。実用性を保ちつつ、全体の印象を損なわない配慮が見て取れる。
Influence Series: Chena Tier 2
アラスカを流れる河川から名前を取ったChenaも、インフルエンス・シリーズに属すホロウ・ボディ・モデル。シングル・カッタウェイ、“59”タイプのネック・グリップと、Kenaiとの類似性を見ることもできる1本だが、サイズ以上のフルアコ感を実現するアイディアが盛り込まれている。
そのひとつがボディ部の加工で、バックのマホガニーはブリッジ搭載部分の1ブロックを残して内部をラウンド状に削り、同じくラウンド加工されたトップと最小限の接点で接合するような構造。またそのマホガニー自体も、Kenaiが8/4インチ(約5.08mm)厚だったのに対し、10/4インチ(約6.35mm)厚のものを採用して中域を確保している。バック面には大胆なコンターも入っており、フルアコ的なふくよかなトーンをソリッドの取り回しの良さで活用できる1本と言えるだろう。ネック・スケールはシリーズの他モデルと同じく24.75インチ。前述した“59”タイプ・グリップは、やや厚みのある握りながらナット幅は約4.28mmで、12インチ(約305mm)というフラット目の指板Rもあって、ギブソン・タイプを好むユーザーにとっても違和感なく扱えるだろう。目を引くグリーンのフィニッシュ、黒/白/黒のセルにメイプルを合わせたボディ・バインディング、ゴトー製のウェバリー型オープン・バック・ペグなど、見た目にも主張するモデルだ。
【総評】新品だけどよく鳴っているね。サンタナを弾きたくなる気分です(笑)。
今:Sheyenneはまず音が太いね。ギブソンのES-335に比べるとカッタウェイ部分とかは厚みがあるんだけど、これもやっぱり軽い。ボディは大きく見えるかもしれないけど、トップのアーチもきれいに仕上げられているし、体への馴染みは良いですよ。それと、ギブソン・スケールにしてはピッチがすごく良い。普通このスケールだとどこかズレちゃうんだけど、これは全然問題ないですね。よく響くし、しっかり作られていますよ。指板も手に馴染む。これはフレットの選択と処理が良いんだろうね。曲のイメージや雰囲気によってはセミアコを使うこともあるんですけど、これはBattle Cryや福山雅治くんのサポートでも合う曲がありそうです。
Chenaも新品だけどよく鳴っているね。サンタナを弾きたくなる気分です(笑)。特に気に入ったのはセンター・ポジションの音で、空気感もコシもあってすごく不思議なサウンドがします。全体的な音は優しい感じなんだけど、音も太いし体にも響くから、ロックな感じで弾いても気持ちよいです。それと、これも軽いし全体のバランスもいいから抱えた時のストレスがないですね。何か、ビンテージのギブソン・ギターのような力強さを感じます。
Profile
今剛(こん・つよし)
1958年、北海道出身。日本を代表するスタジオ・ミュージシャン。寺尾聰の「ルビーの指環」から宇多田ヒカルの「Automatic」まで、ヒット曲にこの人ありと言われるほど、数多くのアーティストのレコーディング、ライブに参加。現在は、同郷で中学の後輩であるkoがボーカルを務めるBattle Cry及びclass with Battle Cryのギタリストとしても活動している。
なお、今回の試奏では、フラクタル・オーディオ・システムのAxe-Fx IIプリアンプ、Amcronのパワー・アンプPSA-2、メサ・ブギーのスピーカー・キャビネットで組まれたサウンド・システムを使用した。
◎Battle Cry Sound
Featured Points 〜ナッグス・ギターズならではのスペックをチェック!
続いてはKnaggs Guitarsならではと言えるポイントを見ていこう。弦振動をスムーズにする独自開発のブリッジ、手作業によるジョイント部分、そしてPRS仕込みのステイン塗装は、Knaggs Guitarsを語るうえでは欠かせない重要な要素だ。
Bridge〜ブリッジ
サウンドを大きく左右するブリッジに、独自構造を使用している点もKnaggs Guitarsの大きな特徴だ。ジョー・ナッグスの職人としての強い意志を感じさせるふたつのブリッジを詳しく検証していこう。
Influence Bridge
“インフルエンス”と名づけられたオリジナル・ブリッジ。おもにハムバッカー・ピックアップに搭載される同ブリッジは、チューン・オー・マティックが、ストリングス・ホルダー・テイルピースとリンクするという従来にないデザイン設計となっている。この構造により、弦がテイルピースを引っ張りながら振動する力と、ブリッジ上の弦を押さえつけながら振動する力が、一体型プレートで感応(インフルエンス)し合うことになる。その力は広い接地面を持つプレートに導かれることで木材を大きな面で揺らすことを可能にし、複雑な倍音成分とロング・サステインを実現している。金属素材にはピッキングに敏感な反応を持つベル・ブラスを用いて製作されている点もポイントだ。
Chesapeake Bridge
“チェサピーク”と名づけられたブリッジの発想起源は、サドルで得た振動を広い面積でボディに伝えるテレキャスター・ブリッジ・プレートからきている。各サドルは、ボディに沈み込むようにわずかに角度をつけてセットされており、これによりボディに加わる振動方向をより前面プレートに集め、振動がボディ全体に伝わるよう工夫されている。
Choptank(上写真右)に標準搭載されたハードテイル仕様は、よりその力を発揮できると言えるが、写真左のトレモロ・バージョンもまた、その力学を損ねぬよう設計されており、アーム・プレートはナイフエッジ構造ではなく、プレートとアーム・プレートをヒンジ(蝶番)で結合させている。両者を密接に結合することで、弦振動をロスなくボディに伝え、優れたボディ鳴りを実現しているのである。Tool steel(工具鋼)で作成されたブリッジは、低音、高音ともに美しい鈴鳴りを実現し、クリアな響きを生むのに大きく貢献している。
Neck Joint〜ネック・ジョイント
アウトプット・サウンドを大きく左右するネックとボディの接合部分にも、Knaggs Guitarsは並々ならぬこだわりを持っている。両者を強固につなぎ合わせるために可能な限り接着面積を大きく取っており、同時にハイ・ポジションでの演奏性を高めることをテーマにしている。さらに手彫りによる美しい造形もその魅力の一端を担っている。以下に、モデルごとに異なるネック・ジョイントのバリエーションを紹介していこう。
Severnのネック・ジョイントは手彫りによって施された美しい造形が目を惹く。ジョイント面積を大きく取りながら絶妙な曲線を描いており、ハイ・ポジションのスムーズな演奏性も叶えたデザインとなっているのが特徴だ。
Keya、Sheyenneは、ダブル・カッタウェイでありながら接地面積を広く取り豊かなボディ鳴りを誘う構造。Choptank、Kenai、Chenaは、シングル・カッタウェイの接地面の優位性を生かしたタイプとなっている。いずれのジョイントもトラディショナルなエレキ・ギターへ敬意を払いながらも、その再現にとどまらないブランドの独自性・革新性が貫かれている。
Color Chart〜カラーチャート
アニリンダイ(染料)によるハンド・ステイン塗装もKnaggs Guitarsの大きな魅力。いずれのフィニッシュも、厳選されたメイプル・トップの杢目が鮮やかに浮かび上がっており、手工品ならではの美しさを感じさせる。Severnなどでは、グラデーション塗装や、メイプル材とその上に貼られたサペリ材で分かれた2トーン・カラーを採用している点も興味深い。また、眩しいほどの原色を避け、全体的にどこか落ち着いた調合となっているのも、Knaggsならではのアダルトなムードを引き立たせる要因と言えるだろう。さらに量産品ではないため、同じフィニッシュ名でも個体によって微妙に異なるニュアンスに仕上がっているのも特徴的。ほかとは違う自分だけの1本を手に入れたいと考えるギター・プレイヤーにとっては、格好のアピール・ポイントとなるだろう。なお、下の写真以外のカラーリングも存在する。
Knaggs Guitars Staff Interview 〜主要スタッフが語るナッグス・ギターズ
連載の第1回でジョー・ナッグス本人のインタビューを掲載したが、今回はその他の主要スタッフ3人に話を聞いた。いずれもPRS出身という熟練のギター製作家ばかりだ。
Danny Dedo(ダニー・デド)〜CNCプログラミングのスペシャリスト
──これまでの職歴を教えて下さい。
Knaggs Guitarsに加入する以前、PRSのR&D部門とプライベート・ストック部門に21年間勤務しました。ジョーとポールと一緒に、プロトタイプや新製品の製作に従事していたのです。私はCNCプログラミングやその他のエンジニアリング作業と並行し、展示会などに用意するショー・モデルやアーティストに提供するギターの責任者でもありました。PRSを離れて以降も、Knaggs Guitarsで技術を磨き続けていますよ。
──PRSとKnaggs Guitarsの一番の違いは?
何よりもサウンドにつきますね! スケール長、ブリッジ設計、ピックアップ、素材の組み合わせといったさまざまなコンビネーションにより、木材が持つトーンを自在にコントロールしているのです。このトーンとサステインはほかのギターにはない、我々だけの個性だと信じています。
──Knaggs Guitarsにおけるあなたの役割は?
私のおもな役割は、ジョーのデザインを実際のギター製作に結びつけることです。そこにはCNCプログラミングも含まれ、組み込みや作業プロセスの立案も行ないます。また、ハンド・カーヴィングを手伝うこともありますよ。
──CNCコンピューターのプログラムを組む際に一番注意を払う点は?
どの楽器でも最も大事にしているのは、CNCカーヴィングでもハンド・カーヴィングとまったく同じフィーリングを作り出すことです。私たちの楽器はすべてハンド・カーヴィングのモデルから始まっていて、プログラムを組む際もオリジナルのルックスとフィーリングを再現できるよう常に注意を払っています。
──ジョー・ナッグスというギター・ビルダーについて思うことは?
私はジョーと知り合ってから25年間も一緒に仕事をしてきました。彼の芸術的なディテールにはいつも驚かされています。エンドレスに何時間も製図をしている姿を見てきましたし、最終的な設計にたどり着くまで、彼は非常に細かい線を幾重にも描き続けていますよ。
John Ingram(ジョン・イングラム)〜最終セットアップ/経営コンサルタント
──あなたもPRSプライベート・ストック・チームのオリジナル・メンバーですか?
ポール・リード・スミスとは1980年に仕事をするようになり、ともにギター製作とリペアについて学んできました。85年にPRSは少数のスタッフで設立されましたが、私は投資パートナーとしてビジネス面でも関与していたのです。ご存知のとおり、会社はその後急成長を遂げました。その間、私は組み立てのマネージャー、カスタマー・サービス、リペア・ショップ、アーティスト・リレーション・テクニシャン、製品開発、そしてプライベート・ストック・チームのメンバーとなりました。これらと並行してプライベートでリペア・ビジネスも手掛け、エレクトリックとアコースティック問わず、フレットを持つ楽器なら何でも作るようになりました。そして04年にPRSを離れたのです。
──Knaggs Guitarsにおけるあなたの役割は?
ジョーからの招待もあり、自分が持つテクニック、組み立てプロセスの豊富な経験と知識を生かすため、Knaggsの一員となりました。会社の操業が始まった2010年以降、すべてのギターの組み立てとセットアップを手がけています。また、私はコンサルタントとしての顔も持ち、楽器設計のうえでの情報提供やビジネス面での相談も受けています。
──PRSでのキャリアは、Knaggs Guitarsにどのように生かされていますか?
PRSは、最良のものを作るために誰一人努力を惜しみません。非常に高いクオリティを保っており、細部にまでこだわった適切なセットアップが行なわれています。さまざまなメーカーのギターをリペアしてきた経験は、現在の私が持つ独特なスキルへとつながっています。
──最終セットアップで一番心がけていることは?
非常に多くの要素が関与しているため、ひとつのポイントだけを取り上げることはできません。適切に行なわれているのか、そうでないのか、ちゃんと重点を押さえて作業されているかということです。あえてあげるとすると、各ギターに装着するナットの製作はかなり注意を払っています。
Dean Nitck(ディーン・ニッチ)〜家具職人としての顔を持つ木工担当
──これまでの職歴は?
PRSに10年ほど勤め、塗装や木工作業を担当してきました。自分でビジネスを始めるまでチーム・マネージャーも務めていました。そのビジネスというのは、アンティーク家具の修復と各時代の家具の復刻品を作ることでした。
──Knaggs Guitarsにおけるあなたの役割は?
木工所内にてオーダーの整理をし、必要があれば塗装作業を手伝っています。日毎の流通管理についても、ジョーの手助けをしていますね。
──ネックにすべて柾目のものを使用する理由は?
杢目の素晴らしさを最大限に引き出し、強度と安定性も高められるからです。ネックの反りを防ぎ、補正のためにトラスロッドを締める機会も減らせます。
──ネックをハンド・カーヴィングする際に心がけていることは?
ヘッドストックにかけて違和感のない均一な形状、そして快適なフィーリングを生むことですね。特にSevernモデルは、すべてハンド・カーヴィングで仕上げたネックをボディに組み込んでおり、引っ掛かりのないシームレスな感触を実現しています。
──ギター作りと家具作りに共通点はありますか?
製作工程のほとんどと、手作業の際に扱う工具は同じです。また、木工作業のテクニックも非常に似通っています。ただし、ギター製作時にはビジュアル面を重視しながら木工作業を進めるのは当然ですが、サウンド面も忘れてはならないのが大きな特徴です。
Knaggs Guitarsリペア担当〜志村昭三ギター・テックの証言
Knaggs Guitarsを見て最初に思ったのは材料の素晴らしさ。厳選されたトップ材も良いですが、特に目を見張ったのがネックです。これには驚きました。普通ペグを付け直す時などに、リーマーで穴を広げなければいけないのですが、ネック材自体がものすごく硬かったんですよ。僕も何万本とギターは見てきましたけど、例えば60年代のギブソンのマホガニーも硬くてすごく良いんですね。目が詰まっていて。マーティンなどにも言えますが、当時はそれだけ材が豊富にあって選ぶことができたんです。なぜ硬いと良いかというと、弦の張力に負けないから。弦がネックを引っ張ってロッドで相殺するというわけではなく、ネックだけで静止状態を作れる。その状態のほうが音もよく、デッド・ポイントもなくなる。サステインも良いし、立ち上がりも良くなるんです。ということは、角材の時点でものすごく厳選されたものがネック材に使われているということなんです。あれだけ硬いということは、たぶん乾燥にしっかり時間をかけているんでしょうね。今(剛)もGHSのPROGRESSIVESという硬い弦を張っていてかなりテンションが強いんですけど、このネックならそれにも十分耐えられますからね。
あと、リフレットをやってわかったことなんですが、溝とフレットの足に若干接着剤が残ってたんです。僕がリフレットする時も全部接着剤を入れてるんですが、なぜそれをするかと言うと、溝とフレットの足にできる空洞をなくすことで振動がよく伝わるようになるんです。サステインが良くなる。加えてフレットの浮き予防が徹底されている。全国各地でツアーをやるようなギタリストの楽器は、どうしても気候の変化で木材が動いちゃうんですよ。札幌でライブをやって翌日は名古屋、次は暖かい沖縄といったスケジュールではそれも当然ですからね。それから、ジョーさんは材の配合に関してもよく研究していると思います。ネックがすごく強くて、トップ材もカーリー・メイプルの硬いやつで、バックのアルダーやマホガニーはわりとパサパサしたものを使ってたんです。Choptankなどは面積が広いんで、バック材を重くしてしまうとまた違うサウンドになるはずなんですよ。その材の配合もすごく良いと思いますね。
Shimura's Profile: 1954年、山梨県甲府市出身。19歳で上京し、プレイヤーとしてトランザムなど多くのセッションに参加。26歳頃、本格的にリペアマンとしての仕事を開始する。初代ダンカン・ギターのプロデュース、音楽専門学校のギター・クラフト科講師も務め、並行して今剛、松原正樹など、日本のトップ・セッション・ギタリストのギター・テクニシャンとしても活躍している。
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◎連載第1回:『今剛がナッグス・ギターズを試奏チェック・Vol.1/ナッグス・ギターズとは?』
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