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ゴダン・スティール弦モデルが開く新しい世界を古川昌義がチェック!
独創的なギター・メーカーとして知られ、特にエレアコに関してはシーンを牽引する存在となっているゴダン・ギターズ。中でもナイロン弦モデルが高く評価されていることはご存じの通りだが、実はスティール弦モデルのポテンシャルの高さも、想像以上だ。そこで今回、ゴダンのスティール弦モデル7本を集めて、そのサウンドを一挙に公開する。試奏を担当するのは、J-POPの歴史をスタジオやステージから支え続けてきたギターの名手・古川昌義氏だ。古川昌義氏が奏でるゴダンのスティール弦モデルの魅力を、堪能してほしい。
MULTIAC STEEL DUET AMBIANCE| MULTIAC SPECTRUM| ACOUSTICASTER| A6 ULTRA| A12| A8 MANDOLIN| INUK AMBIANCE STEEL
ゴダン・ギターズの特徴とは?
1988年、Robert Godin氏の手によってカナダで誕生したゴダン・ギターズ。ゴダン・ギターズは、それまでアコースティック・ギターをライブで使用する際に発生していた多くの問題──フィードバックや、サウンドの質の問題──を解消する画期的なギターとして、またたく間に世界中から高い評価を得た。その特徴は、以下の3点にまとめられるだろう。
・ライブでの使用を前提に設計
・リアルなアコースティック・サウンドを追求
・他の楽器から持ち替えても違和感のない演奏性
これらを実現するために、独自の“ダブルチェンバーボディ構造”や、L.R.Baggs社製ピックアップ等を採用する等、徹底して“弾きやすく、ハウリングしないリアルなアコースティック・サウンド”が追求されている。こうしたゴダンの理念や特徴が、スティール弦モデルにも活かされていることは言うまでもない。
今回の古川氏の試奏環境は、ギターからL.R.Baggsのプリ・アンプVenue D.I.を通して信号をラインとアンプ(AER Acousticube IIa)に分け、アンプはモニターとして使用し、録音はライン音のみとした。イコライザーはほぼフラットだ。それでは早速、そのサウンドを動画で楽しんでほしい。
古川昌義がゴダン・スティール弦モデル7機種をサウンド・チェック!
ナイロン弦で好評のAMBIANCEのスティール弦モデル
MULTIAC STEEL DUET AMBIANCE
ナイロン弦で好評のAmbianceモデルのスティール弦モデル。圧倒的な臨場感の鳴りを持つボディに、Fishman社と2年にわたる研究を経て完成した「Mic Imaging 4-Way Switch」を搭載。世界のトップレコーディングスタジオで使われているマイクで実際に収録した音を元にした音像を、4種類から選べて原音にミックスできる。
何かの代わりに使うギターじゃない!新しい曲を作りたくなるギター
古川’s インプレッション
「まず、ネックがとても気持ちいいですね。軽いタッチで演奏できます。僕自身はもう少し低い弦高で弾くことが多いけど、それは好みで調整すればよいこと。このままでも実に弾きやすく、楽に演奏できるので驚きました。まるでエレクトリックのES-335を弾いているような演奏性です。
音に関しては、アタックの音がはっきりしていて、発音がいいギターという印象ですね。コントロール類はほぼフラットで、ブレンドもセンターで弾きました。これは、マーティンやギブソンの代わりに使う音というよりも、このギターならではの新しい音がしっかりと確立されています。これを自分で使うとしたら、この音を活かした新しい曲を作りたいですね。この音をしっかり聞かせたいので、インストゥルメンタルが合うと思います。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・スプルース ■ボディ:マホガニー (ダブルチェンバー構造)■ネック:マホガニー ■指板:エボニー、16" R付 ■スケール:25 1/2"、648mm、22フレット ■ナット幅:42.8mm ■ブリッジ:エボニー ■ピックアップ:カスタム・フィッシュマン・ピエゾ ■コントロール:マスター・ボリューム、トレブル、ミドル、ベース、マイク・イメージ・ブレンド、マイク・イメージ 4-Way SW、フェイズSW ■カラー:サンバースト、トランス・レッド、ナチュラル ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(各色/市場実勢価格:230,000円[+税])
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マグネティックピックアップ採用のゴダン・スティール弦最高峰
MULTIAC SPECTRUM
スティール弦の鳴りをさらに引き出す新しいデザインのボディ、軽量で表甲の鳴りを殺さないアディロンダックスプルースの力木、定評のRMCピエゾによるアコギサウンドに加えセイモアダンカン製のカスタムリップスティック/マグネティックピックアップを採用。さらにGR-55ギターシンセやRolandの全GK製品に対応するなど、ゴダンのスティール弦の最高峰モデル。
複雑なコードもしっかり表現できるジャジーなフィーリングを持ったギター
古川’s インプレッション
「これはマグネティックピックアップの威力でしょうか、非常にジャジーなフィーリングを持ったギターですね。イギリスのマーティン・テイラーが弾くようなイメージです。さっきのAmbianceをES-335とすれば、こちらはES-175という感じ。ピッチが非常に良いので、複雑なコードを弾いてもきれいに響きますね。フレット周りの処理も良いので、指をバタバタさせずに弾くことができます。
これもマグネティックとピエゾを半々くらいでブレンドして演奏しましたが、例えば、生ピアノと演奏する時にはピエゾを少し上げてエッジを立たせると、ピアノとの溶け具合がよくなりそうですね。歌モノ、インストどちらでもよいですが、このフィーリングとピッチの良さからジャズ系での使用をお薦めします。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・スプルース ■ボディ:マホガニー (ダブルチェンバー構造)■ネック:マホガニー ■指板:エボニー、16" R付 ■スケール:25 1/2"、648mm、22フレット ■ナット幅:42.8mm ■ブリッジ:エボニー ■ピックアップ:セイモア・ダンカン・リップスティック(マグネティック)、RMCピエゾ、オリジナルGKドライバー ■コントロール:ボリューム・バランサー(リップスティック/ピエゾ)、ピエゾ・トレブル、ピエゾ・ミドル、ピエゾ・ベース、シンセ・ボリューム、プログラム・アップ&ダウン、ミッド・セレクターSW(800Hz/1200Hz)、リップスティック・トーン、リップスティック・ボリューム ■カラー:ナチュラル、コグナックパースト、ブラック ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(各色/市場実勢価格:255,000円[+税])
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1988年のゴダンデビューモデルをオリジナル仕様で完全復活
ACOUSTICASTER
1988年に衝撃デビューをしたゴダン・アコースティキャスターの復刻版。20年以上の時が経った今でも、十分に斬新でイノベーションに溢れたモデルだ。ダブルチェンバーボディ構造、L.R.Baggs のLB-6のピックアップの採用など、ゴダンならではの発想で、エレキと同感覚の演奏性とアコースティック・サウンドを両立している。本機はメイプルネックでトップにコア材を採用した限定モデル。
エレキからの持ちかえが楽!ファンキーさを持った新しい楽器
古川’s インプレッション
「これは、より一層エレクトリック寄りな印象ですね。この一見エレクトリックなボディのシルエットからこのサウンドが出てくることが斬新です。ボディの抱えやすさや弾きやすさから、エレクトリックからの持ち替えが全く違和感なくできると思いますよ。思わずファンキーなプレイがしたくなるようなフィーリングを持っています。フレット周りやグリップ感もスムーズで、エレクトリック的な演奏が無理なくできます。
1988年デビューということですが、これは未だに新しい楽器ですね。他のアコースティック・ギターの代わりにこれを使うというよりは、これを使うことで曲のアレンジそのものが新しく変わる、そんな楽器です。これを持つことで、新しいアイデアがどんどん生まれてきそう。そんな気持ちにさせてくれるギターですね。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・スプルース(※試奏器はコア) ■ボディ:マホガニー (ダブルチェンバー構造、メカニカルハープ内蔵)■ネック:メイプル ■指板:エボニー(※試奏器はメイプル) 、406R付 ■スケール:25 1/2"、648mm、22フレット ■ナット幅:43mm ■ブリッジ:ローズウッド ■ピックアップ:カスタム・ブリッジ・ピエゾ、カスタム・ハムバッキング(マグネティック) ■コントロール:ピエゾ・ボリューム、ピエゾ・トレブル、ピエゾ・ミドル、ピエゾ・ベース、マグネティック・ボリューム、マグネティック・トレブル、マグネティック・ベース ■カラー:ナチュラル ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(市場実勢価格:155,000円[+税]/試奏の限定モデルは178,000円[+税])
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エレキと同じ感覚で弾けるピエゾとマグネティックのハイブリッド
A6 ULTRA
エレキと同じナローネック、シンプルで使いやすいコントロール、薄目のボディ厚、.010~.046ゲージのエレキ弦の標準装備など、エレキからの持ち替えでも全く違和感がないプレイヤビリティのライブ仕様エレアコ。ゴダンの中でNo.1のコストパフォーマンスモデルでありながら他のモデルと同様にゴダンのオリジナル・ダブルチェンバーボディを採用。そのクオリティの高さは使用しているアーティストの数が証明している。
パワフルなサウンドと繊細な表現が可能なプレヤビリティが魅力
古川’s インプレッション
「このピックアップは、パワーがありますね!撮影時には、手元のコントロールで少し出力を抑えて演奏しました。ハイも十分にでていますし、マグネティックのパワーのあるファットな音にピエゾのカリンとした音が混ざって、全体でとても気持ちがいい音になっています。
それからこれは、エレキ弦ですよね?(本機にはエレキ弦使用が推奨されている)とても弾きやすくてビブラートもかけやすいし、フレーズによって縦方向のビブラートと横方向のビブラートを使い分けたり、細かい表現がしやすいです。元々サスティーンが長いギターですが、ビブラートをかけることで、より一層サスティーンを稼ぐことができます。本当にエレクトリック・ギターと変わらない弾きやすさですし、パワフルなサウンドと合わせて魅力的なギターですね。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・シダー ■ボディ:メイプル(センター)/ポプラ(サイド) (ダブルチェンバー構造)■ネック:マホガニー ■指板:ローズウッド 、406R付 ■スケール:25 1/2"、648mm、22フレット ■ナット幅:43mm ■ブリッジ:ローズウッド ■ピックアップ:カスタム・ブリッジ・ピエゾ、カスタム・ハムバッキング(マグネティック) ■コントロール:ピエゾ・ボリューム、ピエゾ・トレブル、ピエゾ・ミドル、ピエゾ・ベース、マグネティック・ボリューム、マグネティック・トレブル、マグネティック・ベース ■カラー:ナチュラル、コグナックパースト、ブラック、トランス・レッド ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(市場実勢価格:128,000円[+税]〔ナチュラル = 118,000円[+税]、左用ナチュラル = 129,800円[+税]〕)
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ナローネックで弾きやすいライブ仕様の煌びやかな12弦サウンド
A12
12弦のエレアコとして、かつてない弾きやすさを実現したモデル。エレキと同じナローネック、シンプルで使いやすいコントロール、薄目のボディ厚など、エレキからの持ち替えでも全く違和感がない。他のモデルと同様にゴダンのオリジナル・ダブルチェンバーボディを採用し、鳴りも十分。特にライブで、フィードバックの問題に悩まされずに12弦を扱えるのは嬉しいポイントだ。
取り回しが楽でピッチが正確!ライブに最適な12弦ギター
古川’s インプレッション
「これは弾きやすいですね。12弦ギターは大変なんですよ、特にライブで弾く時には。ボディも大きいし、ネックも分厚いし、チューニングも安定しないし……。このギターはまず、このコンパクトなボディが抱えやすく、本当に取り回しが楽です。その割に、ミドルがしっかりと鳴っています。イコライザーでほんの少しハイを上げてやれば、12弦らしい煌びやかさが出てきますよ。
それからこのナローネックが弾きやすい!弾きにくい12弦ギターの場合、全音下げにして2カポを付けて、テンションを落として弾きにくさをカバーすることがあるのですが、これはそんな必要は全くないですね。チューニングが安定している点も素晴らしいです。ライブで使うには最高の12弦ギターだと思います。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・シダー ■ボディ:メイプル(センター)/ポプラ(サイド) (ダブルチェンバー構造)■ネック:メイプル ■指板:ローズウッド 、406R付 ■スケール:25 1/2"、648mm、22フレット ■ナット幅:43mm ■ブリッジ:ローズウッド ■ピックアップ:カスタム・ブリッジ・ピエゾ ■コントロール:ボリューム、トレブル、ミドル、ベース ■カラー:ナチュラル ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(市場実勢価格:148,000円[+税])
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RMCピエゾ搭載のエレクトリック・マンドリン
A8 MANDOLIN
A8は、伝統的なマンドリンと同じスケールと4コース8弦のエレクトリック・マンドリン。従来マンドリンのサウンドはライブの時にマイクで音を拾われることが圧倒的に多く、良い楽器を使ってもPAからは良い音を出せないと言った問題が頻繁にあった。A8はMultiacシリーズと同じRMCのピエゾと専用の3バンドEQの装備でこの問題を解決。ライブ頻度の高いプレーヤーにお勧めのマンドリンだ。
とても弾きやすく自然な音がするエレクトリック・マンドリン
古川’s インプレッション
「これも弾きやすいですね。音もいいですよ。本当に自然なマンドリンの音がします。マンドリンなんですが、これまでのゴダンのギターと同じ特徴、つまり弾きやすい、音が良い、チューニングが安定しているといった点は共通していると思います。ハイがよく出るので、ここではほんの少し、イコライザーで抑えました。あとはほぼそのままでこのサウンドですから、これをライブで使えるのは、マンドリン・プレイヤーには嬉しいところでしょう。
ストラップを付けて弾くと、より安定して弾きやすくなります。ピッチの安定感は文句なし。ギター・プレイヤーでも、こういう楽器を1本持っていると音楽の楽しみが一層拡がるんじゃないでしょうか。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・スプルース ■ボディ:メイプル(センター)/ポプラ(サイド)■ネック:マホガニー ■指板:エボニー 、406R付 ■スケール:13 1/2"、342mm、24フレット ■ナット幅:29.5mm ■ブリッジ:エボニー(アジャスタブル)■ピックアップ:RMCカスタム・ピエゾ ■コントロール:ボリューム、トレブル(10k)、ミドル(640Hz)、ベース(200Hz) ■カラー:ナチュラル、サンバースト ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(市場実勢価格:135,000円[+税]/ナチュラル、145,000円[+税]/サンバースト)
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エレアコ版“ウード”のスティール弦バージョン
INUK AMBIANCE STEEL
中近東ではポピュラーな楽器・ウード。ナイロン弦のウードの、スティール弦バージョンがこの“INUK”だ。11弦の楽器で、最低音弦のみ単弦、あとは複弦が5コースという変わった楽器だ。チューニングは複数あり、“レギュラー”というものが存在しないので、自由に設定して良い。ウードはフレットレスだが、本機はフレット付きで、その点ではギター・プレイヤーでも取り組みやすい。もちろんエレアコ仕様で、そのサウンドをアンプやPAからアウトプットできる。
何もかもがオリジナル!慣れてくるととても面白い楽器
古川’s インプレッション
「この楽器に慣れてくるまで、ギターの感覚で弾こうとすると大変です。弦間がとても広いので、ピッキングしたつもりの位置に弦がない(笑)。何もかもオリジナルな楽器ならではの難しさがありますが、少し弾いていると意外とすぐに慣れてきます。慣れてくると非常に面白い楽器ですね。サウンドが面白いというだけでなく、発想そのものが変わってきます。
実はここではギターと同じ、下からEADGBEというチューニングなのですが、演奏に対する発想そのものが変わっているので出てくるフレーズもギターらしくないですし、響きも全く違うでしょう?例えば、これで弾き語りをする人がいたら、面白いんじゃないでしょうか?新しい使い方ができる楽器だと思います。」
Specifications: ■トップ:ソリッド・スプルース ■ボディ:マホガニー(ダブルチェンバー構造)■ネック:マホガニー ■指板:エボニー 、609R付 ■スケール:23.03"、585mm ■ナット幅:40.64mm ■ブリッジ:エボニー ■ピックアップ:フィッシュマン・ピエゾ、オーラマイク ■コントロール:※フィッシュマンAura PROプリアンプ〜マスターボリューム、ブレンド、トレブル、ミドル、ベース、マイク・イメージSW(1〜4)、アンチ・フィードバックSW、フェイズSW ■カラー:サンバースト ■付属品:ギグバッグ ■価格:オープンプライス(市場実勢価格:235,000円[+税])
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総評:何にも似ていないギター。弾いているだけでワクワクしてくるところがゴダンの良さ!
「ギターを中心に、ゴダンのスティール弦モデル7本を弾いてみました。共通していたのは、とにかく弾きやすい、音が良い、ピッチが安定している──どれも実用的な楽器として、素晴らしいと思いました。
それから、生粋のアメリカン・ギターとはまた違うトラディショナルさを感じました。(拠点はカナダで、創業者がヨーロッパからカナダに移ってきたと聞いて)なるほど。かすかにヨーロッパの香りがするというか、例えばジャズでもアメリカのジャズではない感覚を受けました。
個人的に良かったのは『A6』ですね。エレキのような弾きやすさと、パワフルなエレ・アコ・サウンド。“何だろう、この楽器!”という新鮮な感覚がありました。ゴダンの優れた点はいろいろとありましたが、個人的には“何にも似ていないギターだ”というところが好印象です。弾いているだけでワクワクしてくるような楽しさ、これがゴダンの良さじゃないでしょうか。」
Profile
古川昌義(ふるかわ・まさよし)
7歳頃からクラシックギターのレッスンを受け始め、11歳の時兄とジョイントリサイタルを行う。1976年、第一回ギター新人大賞選考演奏会で2位入賞他、リサイタル、「コンチェルトの夕べ」等に出演する。1978年「ナルシソ イェペス」氏の来日中にレッスンを受け、渡西の約束をするが・・・1981年、大阪にて始めたスタジオワークに目覚め、ポピュラーミュージックにのめり込む。その後、平松愛理とアマチュア最後のバンド「ワンダーラスト」を結成し活動を始める。1987年に上京、今田 勝NOW WINに参加。近年は高橋真梨子、CHEMISTRY、Crystal Kay、鈴木雅之、岩崎宏美、辛島美登里、ASKA、CHAGE&ASKA、元ちとせ、中島みゆき、椎名林檎、JUJU、徳永英明、絢香、平原綾香、福山雅治、swing out sister、SMAP、嵐、My Little Lover、Bank Band等様々なアーティストのツアーやレコーディングに参加。CM・TV音楽、アーティストプロデュース、また自身のソロアルバムも5枚発表されていてヴォーカリスト古川としても活動。
◎古川昌義オフィシャル・ウェブサイト
試奏・収録で使用した機材
L.R.Baggs Venue D.I.
ライン録音のために使用したL.R.Baggs製のVenue D.I.。偶然にも古川氏は普段の仕事で愛用しており、その音質、機能性は折り紙付き。インピーダーンスを変換するオーソドックスなD.I.として使えるのはもちろん、豊富なEQやエフェクトのセンド&リターンなどを使って積極的な音作りも可能だ。内蔵チューナー、ミュートSW、フェイズSW、ノッチフィルターなども装備し、ライブでの高い実用性を備えている優れものだ。
◎詳しいスペックはこちら
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ZOOM H6
デジマートの動画コンテンツ録音で毎回活躍しているのが、このZOOM H6ハンディレコーダーだ。世界初となるマイク交換を可能としたハイエンド・ハンディレコーダーで、着脱可能な高音質XYマイク、MSマイクの2タイプを標準で付属。ボディサイドに4つ配されたインプットはフォーン/XLRの両方に対応し、コンデンサーマイクへのファンタム電源供給も可能。-20dBのPADスイッチにより、プロ機器が採用する+4dBのラインレベルも歪みなく入力できるなど、高い実用性を持っている。大型フルカラーLCDディスプレイも見やすく、レベルのチェックもしやすい。肝心の音質は最高で24bit/96kHzの高音質レコーディングに対応している。コンパクトなボディからはイメージできないほどの高い機能と音質を誇っている。
◎新製品発表会レポート「ZOOM H6:世界初となるマイク交換可能なハンディレコーダー」
◎詳しいスペックはこちら
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