商品の説明

優れたトーンのアンプはトランスがオーバースペックなので非常に重い？それも一理あり。 既にPARK AMPでの活躍でご存知になった方も多いのでは？


あなたは Mitch Colby という名を聞いた事があるだろうか？西海岸のジョンカラザースやドンモリスと同様に、東のミッチコルビーといえばこの業界ではアンプグルの一人。西洋の楽器業界では誰でもが知る重鎮の１人である。

本人曰くリアルタイムで学生の頃から使っていた当時の新品や中古がそのままビンテージギターに（爆）だそうだが、現在まで相当数の貴重なビンテージアンプ（ギターも）のコレクターでもあり現役のアンプリペアーマン／ビルダーであるという事。加えて自身がこれまたプロフェッショナル顔負けの相当な腕前のギタープレイヤーでもあるので、当然長年の業界の友人や多くプロフェッショナルギタープレイヤー達からも幅広い方面から尊敬を集めている。

そして彼の素晴らしい所はここから。

本業はつい数年前までUSAにおける Marshall のディストリビューター（VOXも）を一手に引き受ける KORG USA社内のマーシャル部門にて何と３２年間も企画、開発、輸入、販売、リペアサービス、その全ての業務を、早い話長年に渡って広大なアメリカ市場へのマーシャルアンプの全てを担当してきた人物で、マーシャル本社と組んで数々の企画、例えば歴史的な復刻モデルやハンドワイヤードリミテッドエディション等のアイデア企画と実現、それに伴う資料の収集まで仕事の枠を超えて尽力した男なのである。

当然ながら生前のジムマーシャルとも太い友情で繋がっており、もう何十回（５０～６０回だそうだ）マーシャル工場を訪ねたか数えられないという事で、文字通り現場を持ってマーシャル製品の "内も外も" 全てを知り尽くした男としてアメリカでは唯一無二の最重要人物と言っても過言では無いだろう。

その結果は洋書、邦書問わず世界中のマーシャル関係の本にも（フェンダー関係もだが）彼の名前は見つけられる事からも分かる。例えばアスペンピットマンのTHE TUBE AMP BOOK や、先のマイケルドイル著　THE HISTORY OF MARSHALL 等を始め、多くのアンプ関係の資料にも彼の名前がクレジット、幾つかの彼のアンプコレクションの写真や資料が掲載されている。また２０thセンチュリーギター誌にてアンプのコラム（これもの凄くマニアックだったです）の執筆等、多方面においての知識と経験、更に説得力があるのである。



そんなミッチコルビーが自身の名を冠したハンドワイヤードアンプ。長年の実践で培った経験から来る独自の回路デザイン。一流のギタープレイヤーが鍛錬の末に到達出来る優れた耳（ギターを弾かない机上の回路設計者は実際この業界でも非常に多い...そんな人とは幾らTONEの話しても情熱が伝わらないからフルムーンは興味持ちませんけどね）、製作家の卓越した技との三位一体の結晶。というか、既に本国での評価は極めて高いから私がウンチク語るまでも無い。優れている所、機能を説明するには余りに字数が足らない。書けば書く程このアンプの素晴らしさから遠ざかる.....本来優れたものとは説明が要らないでは無いかと思う。また一方で『敵が増えるからあまり詳しくは書くな！』とのお叱りも。

ハイエンドアンプ界においてのダンブル、トレインレックに肩を並べられるのは恐らくコルビーだろう...多分。優れた個人が製作する楽器の証拠！設計者のレシピを元に各セクションでの分業生産アンプでは、こうならないのは明白。
”特に” ハイエンドアンプ研究の上級者様に圧倒的自信を持ってお勧めする逸品中の逸品！最新モデルはアンプ界のフェラーリだっ！